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資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ

 「OneNote」(ワンノート)をご存じですか? Microsoftが提供するノートアプリです。Office 2010以降のパッケージ版をお使いの方は、ご自分のパソコンにインストールされているはずです。無料でダウンロードすることもできるので(2017年9月現在)、これまで使ったことがない方も、作業効率をアップできる「OneNote」を試してみてはいかがでしょうか。

フォルダーでのファイル管理は結構面倒

 仕事の資料をまとめる時、プロジェクトごとにフォルダーを作って、その下の階層に“提案書”“参考資料”や“old”などに仕分けしているのではないでしょうか。1つのプロジェクトには、書類、画像、音声など、複数の種類のデータが混在します。書類について言えば、Word、Excel、PowerPointなど、作成したソフトウェアもさまざまです。

資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ 一般的に、プロジェクトごとにフォルダー分けして、その下の階層にフォルダーを作成しているのではないでしょうか。さらに扱うファイルの種類もさまざまです
一般的に、プロジェクトごとにフォルダー分けして、その下の階層にフォルダーを作成しているのではないでしょうか。さらに扱うファイルの種類もさまざまです

 綺麗にフォルダー分けしていても、過去の資料を探すには、いちいちフォルダーを開く必要があります。また、ファイルの内容をちょっと確認したいだけ、という時はソフトウェアの起動時間さえ煩わしいものです。

すべてのデータをまとめられる“ノートブック”

 OneNoteなら、テキスト、音声、画像、動画など、さまざまな種類のデータを“ノートブック”と呼ばれる1つのファイルにすべてのデータを詰め込んで管理することができます。さっそく使ってみましょう。

 OneNoteを起動すると、最初に“マイノートブック”や“○○さんのノートブック”などと表示されるはずです。環境により表示は異なりますが、気にせずに新しい“ノートブック”(ファイル)を追加します。

資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ “ノートブック”のアイコンの箇所をクリックして、[ノートブックの追加]をクリックします
“ノートブック”のアイコンの箇所をクリックして、[ノートブックの追加]をクリックします
資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ ここでは、OneDrive上にノートブック(新しいファイル)を保存します。ノートブックの名前を入力して、[ノートブックの作成]をクリックします
ここでは、OneDrive上にノートブック(新しいファイル)を保存します。ノートブックの名前を入力して、[ノートブックの作成]をクリックします
資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ ノートブック(新しいファイル)が作成されました。ここでは、ノートブックを共有しないので、[今は共有しない]をクリックします
ノートブック(新しいファイル)が作成されました。ここでは、ノートブックを共有しないので、[今は共有しない]をクリックします
資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ ノートブックが作成され、新しい“ページ”が表示されました。ページのタイトルを入力すれば、準備完了です
ノートブックが作成され、新しい“ページ”が表示されました。ページのタイトルを入力すれば、準備完了です

 “ノートブック”(新しいファイル)を追加すれば、“ページ”が表示されてすぐに文字入力可能な状態になります。ページのタイトルを入力すると、画面右側のページ一覧のリストも更新されます。

“ノートブック”“セクション”“ページ”の考え方

 “ノートブック”は”セクション”と“ページ”で構成されています。“ノートブック”がフォルダー、“セクション”が個々のファイル(.oneファイル)、“ページ”はそのファイル中のページになります。”ノートブック”を作成するとノートブック名のフォルダーが自動的に作成され、セクションを追加するとファイル(.oneファイル)が追加されていきます。

資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ “ノートブック”に複数の“セクション”を追加した例。従来のフォルダー構造と比較して、“ノートブック”を親フォルダー、“セクション”をサブフォルダーと捉えた方がわかりやすいかも知れません
“ノートブック”に複数の“セクション”を追加した例。従来のフォルダー構造と比較して、“ノートブック”を親フォルダー、“セクション”をサブフォルダーと捉えた方がわかりやすいかも知れません
資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ “ノートブック”のフォルダーを開くと“セクション”ごとにファイル(.oneファイル)が作成されていることがわかります
“ノートブック”のフォルダーを開くと“セクション”ごとにファイル(.oneファイル)が作成されていることがわかります

 既存のファイルはそのまま残しておき、“ページ”の中にハイパーリンクを設定できる“リンク”や、メールの添付ファイルのように利用できる“添付”の機能で解決できます。OneNoteを仕事で使うメリット、Evernoteと何が違うのかなどの話は次回以降で紹介します。

今井 孝

資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ

元PC書籍の編集者。現在は、パソコンのほか、デジタルカメラやスマートフォンなどのデジタルデバイス、Webサービスなどに関する企画・編集・執筆を中心に活動。

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