デキる人の使いこなしワザ for PC
資料のファイル管理が面倒? 「OneNote」で資料を一括管理して作業効率をアップする裏ワザ
2017年10月12日 06:30
「OneNote」(ワンノート)をご存じですか? Microsoftが提供するノートアプリです。Office 2010以降のパッケージ版をお使いの方は、ご自分のパソコンにインストールされているはずです。無料でダウンロードすることもできるので(2017年9月現在)、これまで使ったことがない方も、作業効率をアップできる「OneNote」を試してみてはいかがでしょうか。
フォルダーでのファイル管理は結構面倒
仕事の資料をまとめる時、プロジェクトごとにフォルダーを作って、その下の階層に“提案書”“参考資料”や“old”などに仕分けしているのではないでしょうか。1つのプロジェクトには、書類、画像、音声など、複数の種類のデータが混在します。書類について言えば、Word、Excel、PowerPointなど、作成したソフトウェアもさまざまです。
綺麗にフォルダー分けしていても、過去の資料を探すには、いちいちフォルダーを開く必要があります。また、ファイルの内容をちょっと確認したいだけ、という時はソフトウェアの起動時間さえ煩わしいものです。
すべてのデータをまとめられる“ノートブック”
OneNoteなら、テキスト、音声、画像、動画など、さまざまな種類のデータを“ノートブック”と呼ばれる1つのファイルにすべてのデータを詰め込んで管理することができます。さっそく使ってみましょう。
OneNoteを起動すると、最初に“マイノートブック”や“○○さんのノートブック”などと表示されるはずです。環境により表示は異なりますが、気にせずに新しい“ノートブック”(ファイル)を追加します。
“ノートブック”(新しいファイル)を追加すれば、“ページ”が表示されてすぐに文字入力可能な状態になります。ページのタイトルを入力すると、画面右側のページ一覧のリストも更新されます。
“ノートブック”“セクション”“ページ”の考え方
“ノートブック”は”セクション”と“ページ”で構成されています。“ノートブック”がフォルダー、“セクション”が個々のファイル(.oneファイル)、“ページ”はそのファイル中のページになります。”ノートブック”を作成するとノートブック名のフォルダーが自動的に作成され、セクションを追加するとファイル(.oneファイル)が追加されていきます。
既存のファイルはそのまま残しておき、“ページ”の中にハイパーリンクを設定できる“リンク”や、メールの添付ファイルのように利用できる“添付”の機能で解決できます。OneNoteを仕事で使うメリット、Evernoteと何が違うのかなどの話は次回以降で紹介します。