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他のモニターの画面をウィンドウに表示 ~「Brynhildr」ベースの新ツール「Raiton」が公開

セカンダリモニターの内容を手元のメインモニターで確認できる

ランスロット、マルチモニター環境向けの新しいツール「Raiton」を公開

 (株)ランスロットは2月12日、マルチモニター環境向けの新しいツール「Raiton」を公開した。広告付きのフリーソフトとして提供される。

 「Raiton」(雷遁)は、拡張モニターの画面をウィンドウに映し出すアプリ。物理的に接続されたセカンダリモニターはもちろん、仮想モニターやHDMI/USB-C接続のダミーディスプレイアダプターなどであっても、OSがモニターとして認識してさえいれば利用できる。「PowerPoint」の発表者ビューなど、セカンダリーモニターに出力される内容を手元のメインモニターで確認したい場合や、セカンダリーモニターの内容を「ピクチャーインピクチャー」(PiP)スタイルでメインモニターへ合成したいといった場合に役立つだろう。

 本ソフトは同社のリモートデスクトップ接続アプリ「Brynhildr Free」がベースとなっており、映像の圧縮や通信、音声、操作といった機能を削除し、拡張モニターの表示のみに特化させてあるとのこと。

 使い方は簡単で、拡張モニターが有効になっている状態で実行ファイル(raiton.exe)を起動するだけだ。モニターの切り替えや拡大率の調整は、タイトルバーの右クリックメニューから行える。また、以下のショートカットキーも用意されている。

  • [D]キー:拡張モニターウィンドウを初期状態に戻す
  • 数字キー:モニターの切り替え

 ウィンドウの位置やサイズなどは記憶され、次回起動時に復元される。

「Raiton」でセカンダリモニターをウィンドウ表示した様子。設定はタイトルバーの右クリックメニューで調整できる

ソフトウェア情報

「Raiton」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(25/02/12)