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Windows用の無償リモートデスクトップ「Brynhildr」、LinuxからのWeb接続にも対応

macOS/ChromeOSを想定した処理を見直し、OSフリーに

「Brynhildr」v3.0.2

 高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v3.0.2が、12月18日に公開された。新たにLinuxからの接続がサポートされている。

 「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のPCを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送などを備える。「Brynhildr 3.0.0」からはクライアントとしてWebブラウザーを利用する機能が追加され、理論上はモダンブラウザーさえあれば非Windows環境からもアクセスできるようになった。

モダンブラウザーさえあれば非Windows環境からもアクセスできる

 しかし、「Brynhildr 3.0.0」のリリース当初はキーコード変換処理がmacOSとChromeOSのみを想定しており、それ以外の環境からは接続できなかったようだ。最新版ではJavaScriptでキーコードを取得・変換する仕組みに改められたため、Linuxからの遠隔操作も正式にサポートされている。JavaScriptでキーコードを正しく取得できる環境であればどこでも動作するはずなので、「FreeBSD」などのOSでも利用できるだろう。

 そのほかにも、マウス描画の不具合などが修正されているとのこと。

 「Brynhildr 3.0.2」(コードネーム:Vritra、「Brynhildr Free」とも)はWindows 10/11に対応しており、現在公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。利用は無償だが、1日に1回広告が表示される。

ソフトウェア情報

「Brynhildr」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(広告付き)、シェアウェア 1端末あたり年額1,200円(税別)
【バージョン】
3.0.2(24/12/02)