いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】スケジュール表を作りたいけど日付と曜日の入力が大変! エクセルの連番入力テクニック
2017年2月20日 06:00
Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。
表へ簡単に連番を入力する
Excel(エクセル)はスケジュール表や名簿などの作成にも便利ですが、日付や曜日、会員番号のように連続する番号を入力するのが面倒だと感じたことはありませんか?
今回は、表へ簡単に連番を入力できるテクニックを紹介します。
連番の入力は「オートフィル」で一発!
日付と曜日を連番として入力する必要のあるスケジュール表を作ってみましょう。まずは、スケジュール表に必要な項目を先に入力しておきます。
次に、日付と曜日を入力していきましょう。最初の日付「3/1」をセルA4に入力し、[Enter]キーを押します。
表示が自動で「3月1日」に変わりました(①)。
ここで、連番を入力する「オートフィル」の出番です。「3月1日」と入力されたセルA4をクリックし、セルの右下にマウスを合わせてみましょう。
カーソルの形が、「+」に変わった(②)のがわかりますか?
カーソルが「+」の形になる位置でクリックし、そのまま一気に下にドラッグします(③)。
カーソルの脇に小さく日付が表示され、下にドラッグするにつれて日付の数字が大きくなっていきます。カーソルの脇に月末の日付が表示されたところで、ドラッグを止めます(④)。
あっという間に、自動で月末までの日付が入力されました!(⑤) 簡単ですね。
このように、すでにExcelに入力されている値を参考にして、連続したセルに自動で値が入力される機能を「オートフィル」といいます。「+」の形になったカーソルは、「フィルハンドル」といいます。
曜日もオートフィルで入力できる
日付の隣の列に曜日を入力しましょう。
月初の曜日を入力し、日付のときと同じように「+」のカーソルをドラッグします。
なんと、曜日も簡単に連番として入力できるのです(②)。少し不思議な気もしますね。
枠線などを付けて表らしく仕上げれば、スケジュール表の完成です(③)。
会員番号などの数字を連続で入力するには?
日付や曜日は、最初を指定すればオートフィルで連続して入力できますが、会員番号などの単純な数字の場合は、少し違うので気をつけましょう。
数字の場合は、「オートフィルオプション」を使います。最初の数字を入力したら、日付のときと同じようにフィルハンドルを表示させましょう(①)。
表示されたフィルハンドルを、名簿の一番下までドラッグしてみましょう。
先ほどとは違って、同じ数字がたくさん並んでしまいました(②)。
よく見ると、最後のセルの右下に、小さな四角いマークが表示されています(③)。このマークをクリックしましょう。
すると、マークの色が変わり(④)、マークの下にメニューが表示されます。これが「オートフィルオプション」です。
この中の[連続データ]をクリックしましょう(⑤)。
セルに入力されている数字が、自動で連番に変わりました(⑥)。
大量の連番も、簡単に入力できますね。
連番入力の時間短縮で仕事の効率もアップ!
いかがでしたか? このテクニックを使えば、作業時間を大幅に短くできそうですね。オートフィルを使いこなせば、大量の連番もあっという間に入力できます。
連番の入力にかかる時間を短縮できれば、仕事の効率も上がって、評価アップにもつながるかもしれませんね! 仕事のいろいろな場面で、オートフィルを役立ててください。