いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】表やグラフをモノクロ印刷するときに失敗したくない! エクセルで資料を見やすく印刷するテク

 Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。

表やグラフをモノクロ印刷すると見づらくなってしまうことがある

 Excelで作った資料をモノクロプリンターで印刷したら、見出しの色が黒っぽくなって文字が読みづらくなってしまったり、グラフの色の違いがわかりづらくなってしまったことはないでしょうか? カラーで印刷したものをモノクロでコピーした場合にも、見づらくなってしまうことがありますよね。

 Excelには、このようなときに見やすく印刷するための対処法があります。今回は、Excelで作った資料をモノクロでも見やすく印刷する便利なテクニックを解説します。

カラーで作成した資料をモノクロ印刷に最適な状態に設定する

 カラーで作成した売上記録表とグラフ(①)を、モノクロで印刷しても見やすいように設定しましょう。

 リボンの[ファイル]タブ(②)をクリックします。

 [情報]画面が開くので、[印刷](③)をクリックします。

 [設定]の一番下に表示されている[ページ設定](④)をクリックします。

 [ページ設定]ダイアログボックスが表示されます。[シート]タブ(⑤)をクリックし、[白黒印刷](⑥)にチェックマークを付け、[OK](⑦)をクリックします。

 モノクロで見やすいように設定された印刷プレビュー(⑧)が表示されます。表は白地で文字が読みやすく、グラフは色味だけではなく模様でもデータの違いが表されています。これで「モノクロで印刷するとわかりにくくなる」という問題を解消できました。印刷プレビューを確認したら、普段と同じように印刷しましょう。

[白黒印刷]の設定をすれば、モノクロ印刷でもわかりやすいグラフが作れる

 プレゼンなどで使うことを考えるとカラーで表やグラフを作成しておきたいですが、資料の配布数が多いときなど、モノクロ印刷が必要になることもあるでしょう。そんなとき、今回紹介したExcelの[白黒印刷]設定を知っていれば、見やすい資料を作ることができます。また、印刷コストのカットにつながるかもしれません。

 ぜひ、このテクニックを活用して、印刷のコストダウンや資料の見やすさにも気を配れる、一歩進んだビジネスパーソンを目指してくださいね。