IEの不要な“お気に入り”を整理するためのソフト。“お気に入り”の登録すべてを検査し、リンク切れや登録URLの重複、最終訪問日が古いといった条件で絞り込んで、不要と判断されるものはWindowsの“ごみ箱”へと移動できる。検査とリストアップは自動処理だが、本当に不要かどうかの最終判断はユーザーが自分で行えるため安心。“お気に入り”の登録数がいつの間にか増えすぎて使いにくくなっている人などにお勧め。

　起動するとすぐに“お気に入り”の接続検査など情報収集が始まり、しばらく待つとメインウィンドウが現れて結果がリスト表示される。アクセス不能だったものやURLが重複登録されているものにはチェックマークがついて登録名が太字で表示され、リストの1つを選択すると、概要情報としてURLや“削除をオススメする理由”、また詳細情報として接続結果の詳細データやIEのキャッシュ情報、ショートカットファイルのファイル名・所有者・作成日・更新日・最終アクセス日時を表示確認できる。もちろん概要情報に表示されるURLは、クリックすれば既定のWebブラウザーで開ける仕組み。

　“お気に入り”の登録数が多い場合には、ウィンドウ左側の“絞り込み”欄にあるチェックボックスをON/OFFすれば、最終訪問日、リンク切れ、URLの重複でそれぞれリストを絞り込むことが可能。こうして最終的に不要と判断したものは、リスト右端の［ゴミ箱］ボタンを押すだけでWindowsの“ごみ箱”へ移動できる。

　なお筆者が試用したところ、“お気に入り”に通常のURLではない特殊なスクリプトなどを登録していると、最初の情報収集中に本ソフトが終了してしまったので注意。本ソフトの動作には.NET Framework 2.0以降が必要。またWindows Vista/7では、初回起動の前に同梱の設定プログラムを使ってアクセス権限の割り当てを行う必要がある。