1桁同士の四則計算練習をサポートする小学生低学年向けの学習ソフト。メニューやメッセージなどすべてがひらがなまたはカタカナ表記となっているほか、見た目も操作もシンプルなので、パソコンに不慣れな子どもでも直感的に使うことができるだろう。

　用意されている問題は、足し算、引き算、掛け算、割り算のほか、簡単な足し算と簡単な引き算の計6種類。問題数は25問を1セットとし、簡単なタイムアタック要素もあるので、楽しみながら学習できる。また、過去の結果や苦手な計算を参照することができるほか、回答時間が遅い計算が次回以降に優先して出題されるため、効率よく苦手を克服できるのもうれしい。

　問題の種類を選ぶと、別画面が開き3カウントのあとスタートする。出題画面には、中央に問題、そのすぐ下に回答欄が表示される。スタートすると自動で回答欄にフォーカスが当たるので、テンキーなどの数字キーに手を置いて用意しておこう。答えを入力して［Enter］キーを押すと1問ごとに正誤判定が行われる。正解なら次の問題へ、不正解なら画面上に赤い太字で“こたえは●●じゃないよ”というメッセージが表示され、正解するまで同じ問題が続く。25問終了すると、間違った問題が一覧されるとともに、回答時間に応じたランクが表示されるので、子どもと一緒に“振り返り学習”をするとよいだろう。

　本ソフトでは、回答に時間がかかった問題を苦手な計算として、次回以降に優先して出題する。タイムアタックという要素と合わせ、ゲーム感覚で取り組むうちにだんだんと計算の確実性や速さの向上が期待できる。また、ソフトの起動以外はキー操作のみなので、子どもでもストレスなく使うことができるだろう。なお、動作には.NET Framework 3.5が必要。インストールされていない場合は、同梱の“dotNetFx35setup.exe”を実行すればよい。