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インストーラー作成ソフト「Inno Setup 7」にセキュリティの改善、多数の不具合修正

v7.1.0ではコンパイラーIDEが日本語表示に対応

「Inno Setup」v7.1.1

 Windowsアプリケーションのインストーラー作成ソフト「Inno Setup」が10月28日、v7.1.1へとアップデートされた。アーカイブの展開に関わるセキュリティの改善が図られている。

 「Inno Setup」は、アプリケーションをOSへセットアップする『インストーラー』を開発するためのツール。標準的なウィザード形式のインストーラーから、複雑な条件分岐をPascalスクリプトで記述した高度なインストーラーまで、さまざまなタイプのインストーラーを作成できる。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、対応OSはWindows 7以降。商用を含め無償で利用できるが、開発元は商用ユーザーに商用ライセンスの購入を呼びかけている。非商用ユーザーからの寄付も受け付けている。

 8月にリリースされたv7.1.0では、コンパイラーIDEが日本語、ドイツ語、チェコ語、オランダ語に対応。オプション画面の[言語]から表示言語を切り替えられるようになった。このうち日本語、ドイツ語、チェコ語が先に選ばれたのは“コミュニティの規模に対して利用者からの強い商業的支持があった”ためだという。

v7.1.0でコンパイラーIDEが日本語表示に対応。オプション画面の[言語]から切り替えられる

 ただし、日本語化されるのはコンパイラーIDEのみで、コマンドラインコンパイラー(ISCC)やコンパイラー自体は英語のままだ。

 今回リリースされたv7.1.1では、「Windows 11 バージョン 26H2」でコンパイラーIDEのメニューがダークモードに対応。ポルトガル語(ブラジル)、イタリア語の翻訳がアップデートされたほか、アイスランド語の翻訳が追加された。

 また、セキュリティ関連では細工された.cab/.vhd/.vhdx/.vmdk書庫ファイルを扱う際に、セットアップが書庫ファイルのディレクトリ外にあるファイルをボリュームとして読み取り用で開いてしまう問題が解決された。[RedirectionGuard](既定有効)の改善、COM/MSXML関連のアクセス違反への対処、ダウンロードエラー処理の見直しといった改善も行われている。

 このほか、コンパイラーIDEで『#include』ファイルの未保存の変更が失われる問題や、特定の条件で[すべて置換]が応答しなくなる問題なども修正された。

ソフトウェア情報

「Inno Setup」
【著作権者】
Jordan Russell 氏、Martijn Laan 氏
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.1.1(26/10/28)