週末ゲーム

第507回

同人ゲーム体験版特集 2012冬

“冬コミ”出展サークルの作品から体験版などを7本紹介

 インターネット上で公開されているゲームのなかから、編集部がピックアップした作品を毎週紹介している『週末ゲーム』。今回は、12月29日から31日にかけて開催が予定されている国内最大規模の同人誌即売会“コミックマーケット(コミケ)”を目前に控え、“同人ゲーム”をテーマとした特集をお届けする。

 同人ゲームは、フリーゲームなどと同様に個人や趣味のサークルによって制作されているが、発表の場は全国各地で開催される即売会や、専門ショップでの委託販売が中心となっている。また最近では、ダウンロード販売される例も増えつつある。

 今回は、通称“冬コミ”と呼ばれる次回のコミケに出展するサークルの作品のなかから、Webで体験版や体験版に相当する無償版などが公開されている7作品を紹介する。冬コミでの頒布内容などの詳細は、サークルのWebサイトで確認してほしい。

アクション・シューティング編

簡単操作でスタイリッシュなバトルを楽しめる対戦アクションゲーム「エスプリドール」

「エスプリドール」
学園を舞台に少女達が戦う対戦アクションゲーム

 「エスプリドール」は、能力者を育成する学園“エスプリドール”を舞台に、精霊の力をもつ少女達が武器や魔法で戦う対戦アクションゲーム。グラフィック描画は3Dだがゲーム内容は2D横視点だ。体験版ではプレイヤーキャラクター7人のうち3人を操作でき、CPU操作のライバルキャラクター3人との勝ち抜き対戦が可能。冬コミでは完成版を頒布予定で、全プレイヤーキャラクターを使用可能なほか、2P対戦も可能になるようだ。

 本作の魅力は、複雑で押しにくいコマンドを使うことなく、通常攻撃、特殊攻撃、ガードの3ボタンと方向キー上下左右の組み合わせにより、さまざまな技を手軽に繰り出せること。3Dモデルによる可愛らしいキャラクターも見所だ。

 体験版で操作できるキャラクターは、炎の力と鞘つきの刀で戦う長瀬春花、魔法使いの祇園智絵、銃を使って水弾を撃ち出す三条棗の3人。そのほか対戦相手として、巨大ガマガエルを召還する巫女の桃山ゆかりや鉄の爪を装備して飛び回る樟葉小夜莉など、さまざまな戦闘スタイルのキャラクターが登場する。

魔法による砲撃や突進からの連撃など超必殺技も多彩

 ポイントは、2種類用意されているチャージ(溜め)攻撃。このうち特殊攻撃ボタンの長押しによる“Bチャージ”は主に飛び道具系のコマンドで、押し続けることでチャージレベルが3段階まで上昇。これにより技の威力や性能が変化する。また、下方向キーの長押しによる“Dチャージ”は、必殺技を繰り出すためのもの。チャージ完了後に攻撃ボタンや方向キーの組み合わせで必殺技を発動する。

 いずれのチャージも溜め時間はそこそこ必要で、いかに敵の隙をついてチャージ攻撃を仕掛けるかが戦略となる。間合いの取り方や攻防のタイミングといった、立ち回り重視の対戦が楽しめそうだ。また、春花のDチャージ技のひとつである居合斬り“陽炎居合断”は発動後に抜刀状態となり、さらにBチャージすると刃が炎をまとって斬った相手に炎で連続ダメージを与えるなど、技によってキャラクターの状態が変化することも。キャラクターの特徴を掴んでスタイリッシュなバトルを演出するのも本作の醍醐味だ。

春花のDチャージ技、瞬速の居合いで前進しながら斬りつける“陽炎居合断”
「エスプリドール」体験版
【著作権者】
KIT-Station
【対応OS】
Windows XP/7
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
0.92T(12/11/25)

人類史上最速シューティングゲーム「Aurorablast2」

「Aurorablast2」
敵はスピードだけでなく物量も凄まじい
変型する巨大ボスとの戦い

 「Aurorablast2」は、“人類史上最速”を謳う縦スクロールシューティングゲーム。冬コミでは完成版を頒布予定で、体験版では3面までをプレイできる。

 本作の特徴は、なんといってもその謳い文句どおり、高速にスクロールするステージと、凄まじいまでの敵弾のスピード。見てから避けても遅いレベルで自機狙いの弾が来るので、ちょっと気を抜くとすぐに被弾してミスになってしまう。その代わり、敵を倒すとばら撒かれるアイテムを溜めることでサクサク残機が増えるため、ぱっと見の印象ほど難易度は高くない。敵が登場するスピードも速く、自機の攻撃が強力なため、死線をかいくぐりながらバリバリ敵を破壊していく爽快感がある。ドット絵によるメカメカしいグラフィックも見所だ。

 基本的なシステム自体はショットとボムで戦うオーソドックスなもので、ショットは複数のタイプをボタンで切り替え可能。体験版では前方集中型と拡散型が用意されている。

 生き延びるコツは、とにかく動き回って敵に狙いをつけさせないこと。また、自機狙いの高速弾を撃ってくるような敵の多くは、砲塔の動きなどで射線が読めるので、“撃たれる前に先読みで避けておく”といった判断も重要となる。さらに、敵に接近するとショットの威力が上がるため、慣れてきたら敢えて前に出て“撃たれる前に撃つ”のもスリリングで面白い。

 そのほか、形態を変えながらさまざまな攻撃を繰り出してくる巨大ボスとの戦いでは、攻撃の予備動作を見切ることで被害を抑えることが可能。ギリギリの攻防が醍醐味となっており、4面以降にも期待がかかる作品だ。

「Aurorablast2」体験版
【著作権者】
Neo Transilvania
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
-

アドベンチャー・ノベルゲーム編

明治浪漫ノベルゲーム「蜉蝣」

「蜉蝣」
主人公の吉野は、とある郡の郡長の頼みで山中の村へ赴くことに
村の巫女をつとめる少女、浮柚

 「蜉蝣」は、明治時代の日本が舞台のノベルゲーム。冬コミでは前編が頒布予定で、体験版では二章までをプレイすることができる。

 時は明治三十二年。戦地帰りの青年、吉野征治は師匠の友人である簸野(ひろの)郡の郡長より、ある問題の解決のため手伝いを依頼される。その問題とは、明治も三十年が過ぎた今になって発見された、禁足地とされる山中にある“忘れられた村”の存在。吉野は明治政府に加わるよう交渉するため村へ赴くことになるが、その案内役として出会ったのは、浮柚(ふゆ)と名乗る巫女の少女だった……。

 “明治浪漫ヴィジュアルノベル”を謳い、近代的な趣のあるテキストや当時の風俗を感じさせる描写が特徴の作品。山に閉ざされた村で変化を厭う大人達と、広い世界を知りたいと願う浮柚の対比や、村では死病とされるコレラを医学の心得がある吉野が治療すべく奔走するなど、明治という時代の雰囲気が物語の軸にもなっている。

 また、村人が畏れる山神様の存在や、吉野が暗闇で一瞬見かける蛇、月の下で出会う赤い目をした少女など、伝奇ものらしき要素が見え隠れするのも興味深いところ。村の行く末、そして吉野と浮柚の関係など見所は多く、完成が楽しみな作品だ。

「蜉蝣」体験版
【著作権者】
鴨mile
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
-(12/10/28)

ゼロからのゲーム制作にチャレンジする高校生達をリアルに描く「同人ing」

「同人ing」
最初は同人ゲーム制作に否定的だった康平だが、伊織の情熱と実際にプレイした同人ゲームの影響で考えが変わっていく
音楽担当の奏(左)と、広報・会計担当の瑠璃子(右)は犬猿の仲?

 「同人ing(どーじんぐ)」は、同人ゲームの制作に青春をかける高校生達を描いたノベルゲーム。これまで一章から三章までが連作としてリリースされており、冬コミではシリーズ完結となる最終章が頒布予定。体験版では一章「0のゲーム制作編」の冒頭1時間ほどをプレイできる。

 物語の始まりは4月。主人公の赤名康平はある出来事をきっかけに、クラスメイトの少女、小湊伊織から同人ゲームを一緒に作らないかと誘われる。自分が書いた小説を評価し、キャラクターの絵まで描いてくれた伊織と一緒にゲームを作ることに魅力を感じてシナリオ担当を引き受ける康平だが、伊織の友人で広報・会計担当の瀬川瑠璃子から、『同人ゲームで135万円稼ぐ』という目標を聞いて驚くことに。こうしてゲーム制作未経験者による、無謀とも言えるチャレンジが始まった……。

 本作の特徴は、生々しいまでのリアリティ。コミケやコミティアなど実在のイベントが登場し、8月のコミティアに向けてゲーム制作を進める康平達の姿が、市場リサーチ→企画→制作→生産→出展と各ステップごとに描かれる。ドキュメンタリー的でもあるが、これに制作にあたって立ちはだかる壁やメンバー同士の主張のぶつかり合いなどが加わり、ドラマとしても熱いものに仕上がっている。

 このうち体験版で読めるのは市場リサーチのさわり部分までだが、サークル結成の会合などからその後の展開の片鱗を伺うことができるだろう。天真爛漫で夢に向かって一直線の伊織、皮肉屋だが一歩先を読んだ戦略が頼もしい瑠璃子、そして音楽担当で年上だが子供っぽいところのある成宮奏などキャラクターも個性的。元バレーボール部の経験を活かし、メンバーを“チーム”としてまとめていく康平の奮闘も見所だ。

「同人ing~0のゲーム制作編~」体験版
【著作権者】
星団ファミリー
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
-

“蟲憑き”同士のバトルロイヤル!異能伝奇系ノベルゲーム「蟲ノ目」

「蟲ノ目」
主人公の二條久保と親友の三荊は、日本の中心にある刑部村を訪れる。研究やバカンスを楽しんでいた二人だったが……

 「蟲ノ目」は、“蟲憑き”と呼ばれる異能力者達のバトルロイヤルを描く伝奇アクション系ノベルゲーム。全四章構成で現在第三章までがリリースされており、冬コミでは完結編となる第四章が頒布予定。このうち第一章が丸ごと無償公開されている。

 主人公の二條久保(にじょうくぼ)は、ごく平凡な女子大生。親友の天才少女、三荊(さんばら)に付き合って刑部(おさかべ)村という村を訪れることになる。バカンスを楽しんでいた二條久保だが、イレギュラーにより開催されてしまった“蟲毒”と呼ばれるバトルロイヤルへ巻き込まれることに。そして自身も、“退避(マルチモニター)”と呼ばれる蜻蛉の能力を秘めていることを知らされるのであった――。

 虫送り、庚申待ちなど虫にまつわる民間伝承をベースにした独自の世界観で、蟲の力を宿した能力者達によるバトルが展開する。能力は、線状の攻撃デバイスをさまざまな刃物に変化させる蟷螂の“排除(コンクエスタ)”など直接的なものから、自らの体を望むままに進化させる鍬形の“進化(エゴイスト)”など概念的なものまで幅広く、能力をどう応用するかがバトルの見所。癖のあるキャラクター達による緊迫しつつも軽妙なやり取りや、独特のタッチで可愛らしさとダイナミックな動きの表現を兼ね備えたグラフィックも魅力となっている。

 そして二條久保の“退避(マルチモニター)”は、蜻蛉型の端末を飛ばし、文字通り複数の視界をもつことができる能力。本作は基本的に二條久保の一人称で展開するが、この能力により二条久保が直接遭遇していない戦いも、蜻蛉の視点を通して語られるという趣向になっている。

二條久保は蟲憑き達の戦いを、自分や蜻蛉の目を通して目撃していくことになる
蜘蛛の能力をもつ“九(いちじく)”。生まれつき蟲と共にあり、いつも蜘蛛の糸で逆さ吊りになっている

 第一章の段階では、二條久保は傍観者として翻弄されるばかりだが、最後に事態を打開する可能性を手にすることになる。ちなみに第二章ではマルチモニターの力が本領を発揮し、事態の裏側が次々と明らかになるカタルシスに満ちた展開。数多く残された謎と戦いの行方が気になったら、第二章以降も要チェックだ。

「蟲ノ目」第一章
【著作権者】
ヨツツジエコー
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-

繰り返す三日間からの脱出を目指すアドベンチャーゲーム「すり替えられた果実の破片」

「すり替えられた果実の破片」
未明が五歳のときに出会った、死んだはずの女性“高崎春海”
未明がなりゆきで部長をつとめる“怪奇譚部”の部員“佐上智基”など、未明以外の視点で物語が進む場面も

 「すり替えられた果実の破片」は、どことも知れない海辺の町を舞台に、繰り返す三日間からの脱出を目指すループもののアドベンチャーゲーム。冬コミでは完成版を頒布予定で、体験版では最初のループが発生する直前までをプレイできる。

 主人公の岸未明は、『未明の名をもつ子供は五歳のうちに神様が連れて行く』という風習の一族に生まれながら、連れて行かれる(死ぬ)ことなく十五歳を迎えた女子高生。『なぜ生きているのか』という一族の視線を浴びながら、自らも『余生を生きている』と考えている。そんな彼女はあるとき意識を失い、再び目覚めるとそこは見知らぬ海辺の町だった。そして彼女はそこで、二十年前に死んだはずだが五歳のときに一度だけ出会ったことがある女性、高崎春海と再会する……。

 町には住人がおらず、またなぜか文字が意味のない模様に変わってしまうなど、異様な雰囲気。彩度低めのグラフィックや落ち着いたBGMも相まって、どこか薄暗く寂寥感のある独特の雰囲気を醸し出している。そんななか、未明は同じように町へ迷い込んだ怪談ライターの枇杷島ミチルと遭遇。こうした登場人物達と交流し、情報交換などによって町からの脱出を図っていくのが本作の目的となるようだ。

 本作の特徴は、豊富に存在する選択肢。体験版は最初のループの直前までのため大きく展開が変わることはないが、選んだ行動が、あとあとのシーンにも少しずつ影響を与えているのを確認することができる。そのほかシーンの移り変わりの際には、“ミチユキ画面”と呼ばれる三日間の時間軸と登場キャラクターの表が表示される。体験版では表示のみだが、完成版ではここからシーンを選んでシナリオを進めることもできるようになるとのこと。さまざまな分岐を経てこの町の真実に迫っていく、攻略しがいのある内容になりそうだ。

行動や会話の話題など、さまざまな選択肢により展開が変化する
時間軸と登場キャラクターが表示される“ミチユキ画面”
「すり替えられた果実の破片」体験版
【著作権者】
granat
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
-

カードゲーム編

姫を擁立して皇位継承者争いを勝ち抜くデッキ構築型カードゲーム「ハートオブクラウンPC」

「ハートオブクラウンPC」
カードを購入してデッキを育てていくカードゲーム
丁寧なチュートリアルが用意されている

 「ハートオブクラウンPC」は、お気に入りの姫を皇位につかせるために、カードを購入しながら自分のデッキ育てていくデッキ構築型のカードゲーム。同名の実物のカードゲームをPCゲーム化したもので、原作と同じ美しいイラストの描かれたカードで遊ぶことができる。冬コミでは完成版を頒布予定で、体験版では一部のモードでのCPU対戦と、最大4人までのネット対戦をプレイすることができる。

 舞台はファンタジー世界。プレイヤーは帝国の有力者の一人となり、お気に入りの姫を擁立して、後継者を決めずにこの世を去った皇帝の跡を継がせようと画策する。ゲームとしては、カードを購入するなどして少しずつ自分のデッキを育てながら、姫を皇位につけるために必要な“継承点”を20点以上溜めるのが目的だ。

 本作には、特殊な効果を発揮するカードが全部で数十種類用意されているが、1回のゲームで使用するカードはその中の10種類。このカードの組み合わせを“サプライセット”と呼ぶ。サプライセットが変わることでゲームの進め方がガラっと変わるのが、デッキ構築型カードゲームの特徴。本体験版では3種類のサプライセットで遊ぶことができる。なお、本作には丁寧なチュートリアルが用意されているので、デッキ構築型カードゲームが未経験でも安心だ。

上部にカードのマーケット、中央にカードをプレイする場、下部に手札が表示される。まずは“農村”カードを使ってコインを出し、マーケットからカードを買っていこう
購入したカードはすぐデッキに組み込まれて手札に回ってくるので、デッキが徐々に強くなっていく
ある程度デッキが育ったら姫を擁立しよう。擁立する姫によって異なるボーナス効果が得られる
あとは“継承権カード”を購入・使用して“継承点”を溜めていく
各カードは右クリックで拡大できるのでわかりやすい

 完成版では、マッチングサーバーを利用した対戦や、対戦の戦績によって変わる爵位、条件を満たすことで入手できる称号、イベントモードやキャンペーンモードなども用意される予定とのこと。本作は、原作を忠実にPCゲームへ移植しただけでなく、ネット対戦などPCゲームならではの要素が追加されており、原作を遊んだことのある人はもちろんのこと、デッキ構築型カードゲームが初体験の人でも遊びやすく作られている作品だ。

「ハートオブクラウンPC」体験版
【著作権者】
ハトクラPC製作委員会
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
0.456(12/12/04)

過去に紹介した作品の続編・完成版情報

 ここでは、過去の「同人ゲーム体験版特集」で紹介した作品の、冬コミでの続編や完成版の頒布情報をお伝えする。なお、掲載している画像の一部は当時の体験版のもので、現在は変更されている可能性もある。

「∀kashicverse -Malicious Wake-」(制作:エンドレスシラフ)

 2011年の冬コミ前に体験版を紹介した、格闘ゲームのようなコマンド入力で多彩な攻撃を繰り出せるシューティングゲーム。何度かの体験版バージョンアップを経て、今回の冬コミでついに完成版が頒布される。高い難易度も特徴だったが、完成版ではシールドの限界値が増えるなど、難易度が緩和されるモードが追加されるとのこと。

「DEAD END JUNCTION」(制作:atelier773)

画面は2011年の冬コミで頒布された#2より

 2011年の夏コミ前に#1の体験版を紹介したウェスタン冒険ノベル。その後#3までリリースされており、冬コミでは完結編#4が頒布予定。

「ファタモルガーナの館」(制作:ノベクタクル)

 こちらも2011年の夏コミ前に体験版を紹介した、西洋浪漫サスペンスノベル。いよいよ今回の冬コミで完成版が頒布される。

「未来探偵ソラとピヨちゃん」(制作:フワフワソ)

画面は今年の夏コミで頒布された「未来探偵ソラとピヨちゃん -イリーガルジュブナイル-」より

 2011年の冬コミ前に体験版を紹介した、ゆるふわサイバーパンク・ミステリノベルゲーム。今回の冬コミでは新作エピソード「インビジブル・レストラン(注文の出来ない料理店)」を頒布予定。前回紹介した「エピソード・ホーンテッド」同様に推理大会も予定されており、詳細は後日発表されるという。

(アクション・シューティング編およびアドベンチャー・ノベルゲーム編:
中村 友次郎 / カードゲーム編:橋本 崇史)