画像を閲覧・加工する機能がたっぷり詰まったオススメソフト「IrfanView」

「IrfanView」

　『人気ソフトはここがすごい！』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

　Windows 10に標準でインストールされている画像ビューワー「Microsoft フォト」は画像を簡単に閲覧・加工する分には十分ですが、「IrfanView」なら手軽な閲覧機能だけでなく撮り溜めした大量の写真をいっぺんに変換する機能や、より豊富な加工・閲覧機能も備えています。機能が多いので少々とっつきにくいかもしれませんが、一度使えばきっと気に入るでしょう。

表示する画像のファイル形式を絞って効率よく閲覧することも可能

　基本的な閲覧機能としては、BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFFなど豊富なファイル形式に対応している点が特徴で、プラグインを導入すれば画像だけでなくAVI動画やMP3音声などの再生にも対応します。スペースキーで画像の表示切り替えをサクサク行え、スムーズに画像を閲覧できるのもうれしいところ。

リサイズ方法は細かく設定可能

スクリーンショットの撮影もお手の物

　さらに、画像のトリミングやリサイズ、モザイクの追加など、加工機能も揃っています。画像形式を別の形式に変換したり、ショートカットキーを割り当ててスクリーンショットを楽に撮影できたりといったバリエーションに富んだ機能もありますので、幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。

　どれも使い勝手の良い機能ばかりで紹介しきれないほどですが、大量の画像ファイルを一気に変換できる機能は要チェックです。指定した複数の画像ファイルの形式を一気に変換する、ファイル名を規則性のある連番に書き直す、といったことから、サイズを指定してリサイズ、範囲を指定したトリミング、色味の調整などの加工も一括で実行可能。処理したい画像が多ければ多いほど効果を発揮してくれるお役立ち機能です。

複数の画像を一気に変換する機能が本ソフトの強みの一つだろう

変換時の詳細も設定でき、単純作業を効率よくこなす際に役立つ

　画像に関わるたいていの機能を網羅しているので、とりあえず本ソフトをインストールしておき、やってみたいことができたら使ってみるといった運用でもOK。欠点がほとんどなく、愛用ソフトの一つになってくれることでしょう。なお、本ソフトの64bit版はプラグインを導入しても“外枠の追加”など一部の機能を利用できないようです。