マルわかり!Windows 10 Mobileガイド

第47回

Windows 10 Mobileで時計をスタート画面に表示したい

「Analog Clock Tile」がおすすめ!

 Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsの他、OSを取り巻く旬の話題などを日替わりで紹介する。

数ある時計系アプリでは現時点でベストな「Analog Clock Tile」

 Windows 10 Mobileはロック画面に現在の日時を示しているが、ロックを解除すると現在の時刻を知る手段はステータスバーにある時計だけ。他のスマートフォン用OSのアプリと比較して寂しい限りだ。

ロック画面には日時や選択したアプリによる情報が表示されるが、ロックを解除するとこれらは表示されない

 そこでおすすめしたいのが、フリーソフトの「Analog Clock Tile」だ。その名が示すとおり、アナログ時計をスタート画面のタイルとして表示するUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリだ。基本機能は無償使用可能だが、タイムゾーンに対応させるにはアプリ内購入で200円が必要となる。

「Analog Clock Tile」。ちなみにデスクトップPCなどのWindows 10上でも動作する

 「Analog Clock Tile」を起動すると、最初に[Downloaded]タブが現れるため、少々戸惑う方もおられるだろう。本アプリはアナログ時計やデジタル時計などの顔(データ)をダウンロードし、その上で配色変更といった操作が必要になる。そのため最初に他のタブからお好みのデータをダウンロードしよう。

「Analog Clock Tile」をインストールしたら、「ストア」やアプリの一覧から起動する
[Downloaded]タブは、ダウンロード済みデータを表示するための場所だ

 下図は[Classic]から[Geek]までのタブを並べたものだが、ご覧のように内容は千差万別だ。基本的な操作手順は同じため、ご自身のデバイスで試す場合はお好みのデータを選んでほしい。

[Classic]タブにはアナログ時計を中心としたデータが並ぶ
[Digi]タブはデジタル時計の各種デザインデータが並ぶ
[Wide]タブはタイルを横長に変形させた場合のデータが並ぶ
[Colorful]タブは文字どおりカラフルなデータが並ぶが、執筆時点では“Kids”の1つだけだった
”PCオタク”的な意味を持つ[Geek]タブは、変わったデザインデータが並ぶ

 ちなみに「Analog Clock Tile」を数カ月ほど使ってきたが、シンプル過ぎるデザインはひと目で現在の時刻を把握しにくいため、数字やフレームなどをあしらった“ほどほど派手な”デザインがおすすめだ。

好みのデータをタップで選択し、確認をうながすメッセージが表示されたら[OK]ボタンをタップする
[Downloaded]タブをタップして開くと、ダウンロード済みデータが並ぶ。こちらをタップするとピン留めするか確認をうながされるので、[Yes]ボタンをタップする

 スタート画面へのピン留め操作を行うと、そのままタイルのデザインに切り替わる。ここではタイルの配色や時計のデータ、タイトルの編集が可能だ。背景色は最初から透明の[transparent]が選択されており、配色を変更するとスタート画面のデザインをマッチしないので、そのままにしておくのもよい。また、ドロップダウンリストは、ピン留めしたタイルをライブタイルとして動作させて表示する項目を選択できる。曜日や日付、週番号などを指定できるが、時計をタイルとしてピン留めさせることを踏まえると、未指定のままが使いやすかった。

こちらはタイルの編集画面。ここから各種設定を行う。変更後は右上のフロッピーディスクアイコンをタップして保存する
[change color]をタップすると、背景色を変更できる
[change clock face]をタップすると、ダウンロードした時計のデータを選択できる
[change title]をタップすると、タイルのタイトルを変更できる

 なお、タイルは1分ごとに内容を更新し再描画する仕組みである。秒針もないため、完全なリアルタイム時計とはならないが、きっと読者諸氏が持つデバイスのスタート画面を彩ってくれるはずだ。

スタート画面にピン留めされた「Analog Clock Tile」のタイル。再編集はタイルをタップすればよい

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