いまさら聞けない?Windows 10のTips

第8回

Windowsが不安定な気がする? そんなときにチェックしたい「信頼性モニター」

「信頼性モニター」で原因の特定や推測ができる

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

「信頼性モニター」で原因の特定や推測

スタートボタン右側にあるコルタナの検索ボックスで“信頼性”と入力して[信頼性の履歴の表示]をクリック。エラーの発生状況が、10段階のスコアとともにグラフ形式で表示される

 気づいたら勝手に再起動していたり、何かエラーが表示されたもののうっかり閉じてしまったりと、致命的ではないものの、なんとなくOSが不安定だと感じている人も少なくないことだろう。

 そんなとき、ぜひ参照したいのが「信頼性モニター」。Windows 10ではすっかり影が薄くなってしまった「コントロールパネル」に搭載されているシステムツールだが、過去に発生したエラーをグラフ形式で表示することが可能になっており、“何となく不安定”という感覚的な状況を10段階のスコアで明確に評価することができる。

 もちろん、エラーの詳細も確認可能で、“問題レポート”を表示すれば、アプリケーションやモジュールごとに発生した問題のレポートを詳細に確認することができる。

[問題レポートをすべて表示]をクリックすると、問題の詳細な情報をカテゴリごとに表示可能
エラーコードなどの情報を確認可能。このエラーの場合、どうやらUSBハブが原因であることなどが推測できる

 ハードウェアやドライバー、アプリなど、何が原因で、どんなエラーコードが発生しているのかも確認できるので、自分で解決先を検索するときやサポートに連絡するときの情報として重宝する。