いまさら聞けないWindows 10のTips

第78回

ファミリー機能の制限は不要!? 家族みんなで1台のPCを共有する

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

配偶者や両親など大人の場合は[その他のユーザー]のアカウントを追加

 リビングにあるPCを家族みんなで共有したい場合、Windows 10には2種類の共有方法があります。

 1つは以前に紹介したファミリー機能を使う方法。子供の年齢が低い場合など、利用状況を把握したり、アクセスできるコンテンツを制限したい場合は、ファミリー機能を活用するのが適しています。

 一方、たとえば配偶者や両親など、大人のユーザーを追加する場合は、[その他のユーザー]としてWindows 10にアカウントを追加するのが適しています。ファミリー機能で大人として追加することもできますが、管理機能を使う必要はないので、単純にアカウントを追加するだけで十分です。

 以下のように「設定」の[アカウント]にある[家族とその他のユーザー]から登録しておきましょう。

「設定」の[アカウント]で[家族とその他のユーザー]をクリック。[その他のユーザーをこのPCに追加]をクリック
追加したいユーザーのMicrosoftアカウントを入力
新しいユーザーでサインインできるようになる
アカウントの種類を変更できる

 ちなみに、ユーザーの追加後、同画面で追加したユーザーを選択すると、ユーザーを削除したり、アカウントの種類を変更したりできます。

 アカウントの種類とは、アカウントの権限です。[標準ユーザー]と[管理者]の2種類が選択可能で、標準では[標準ユーザー]になっています。

 標準ユーザーは、システムの変更やデバイスの追加など、一部の機能が制限されています。他のユーザーにもシステムに関する権限を与えたいときは、[管理者]に変更しておきましょう。