やじうまの杜

“Creators Update”に続くWindows 10の新バージョンが今年中にもリリース……か?

“Microsoft Ignite Australia 2017”のプレゼン資料が噂の発端

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 先日開催されたMicrosoft Ignite Australia 2017でのプレゼンテーションが一部で注目を集めています。それによると、“Windows 10 Creators Update”に続く大規模アップデートが今年中にもう1つリリースされる――?

 問題のセッションは、Windows Insider Program & OS Fundamentals部門のDirector of Program Managementを務めるBill Karagounis氏による“Windows 10 - The time is now”です。このセッションの開始から約24分に掲出されたスライドには、たしかに“Second Update in 2017”と書かれています。

“Windows 10 Creators Update”に続く大規模アップデートが今年中にもう1つリリースされる?

 とはいえ、スケジュールは“TBD(To Be Determined:未定)”となっていて、確定というわけではないようですね。氏によると、Windows 10の各バージョン(1511や1607など。同じバージョンであれば機能に変化はない)のリリースサイクルは

  • Windows Insiders/フィードバック(4~8カ月):テストユーザー(Insider Preview)からのフィードバックを募りながら開発を行う評価期間
  • パイロット(4カ月):一般ユーザー(Current Branch)に先行公開される期間
  • プロダクション(最低12カ月):より保守的なビジネスユーザー(Current Branch for Business)へ製品として提供する期間

という3つの期間からなっており、最新バージョンが“プロダクション”になると、2つ前のバージョンの配信が終了する仕組みになっているそうです(市場には常に最新2つの“プロダクション”だけが存在することになる)。

Windows 10の各バージョンのライフサイクル

 次期アップデート“Creators Update”は今春の“パイロット”リリースが予定されています。そのため、このリリースサイクルに従うならば、その4カ月後に2つ前のバージョンである“November Update”の寿命が尽きることに。そして、“Creators Update”のリリースと同時に“Second Update(仮称)”の評価期間が始まり、従来通りのペースで開発が進めば、“4~8カ月”後、つまり年内にリリースされるであろうというわけです。

 この年内にリリースされるかもしれない2つ目のアップデートで搭載される機能は明らかになっていませんが、“Creators Update”での搭載が見送られた“People Bar”などの新機能が期待されています。

 なお、当該セッションはMicrosoft公式の動画サイト“Channnel9”で視聴することが可能です。

Microsoft Ignite Australia 2017, Windows 10 - The time is now