新Windows 10が配信中!新機能と改善点をおさらい
第4回入力とアクセシビリティ ~“コルタナ”が強化、日本語入力の改善も
タッチパッドは3本指や4本指でのジェスチャーを細かくカスタマイズ可能に
2017年5月4日 06:00
「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」の新機能を紹介する本連載。第4回となる今回は、「Creators Update」で改善された“Windows インク”、“コルタナ”、日本語入力などの機能に焦点を当てる。アクセシビリティが強化されているのも忘れてはならない改善点だ。
“コルタナ”の強化
まず、パーソナルアシスタント“コルタナ(Cortana)”にもいくつかの改善が盛り込まれた。
まず、「Anniversary Update」のロック画面に導入されたフルスクリーン機能が、ロックを解除した状態でも利用できるようになった。PCのアイドル時に“コルタナさん”と話しかけると、ロック画面の場合と同様、フルスクリーンで質問に答えてくれる(“コルタナさん”という呼びかけに応答する設定を有効化する必要あり)。
また、「Microsoft Edge」を開いたままPCをロックした場合に、他のPCで開いていたタブを表示する機能が追加された。“アクション センター”を開くと、“コルタナ”がロックしたPCで開いていたタブをサジェストしてくれる(“他のデバイスから再開”機能)。この機能を利用するには、双方のPCで同じ“Microsoft アカウント”を利用している必要がある。
そのほかにも、OSのセットアップで“コルタナ”の音声サポートが受けられるようになった。もし可能であれば、「Creators Update」をクリーンインストールしてみよう。“コルタナ”がセットアップを案内してくれるはずだ(アップデートでは利用できない)。
日本人ユーザーに朗報! ~日本語入力の改善
日本人ユーザーにとってうれしいことに、「Creators Update」では日本語入力システム「Microsoft IME」でも多くの機能改善が盛り込まれている。
まず気が付くのは、入力モードを切り替えるとデスクトップの中央に通知が表示されるようになったことだろう。画面の中央に大きく“A”や“あ”と表示されるようになり、入力モードが何に切り替わったかを簡単に把握できるようになった。
また、予測入力機能では入力開始直後から予測候補が表示されるようになったほか、不要な予測候補の削除が簡単になった。また、細切れに確定を行うような使い方をしていても、直前の単語を参照してより賢い変換を行うようになったほか、品詞を“短縮よみ”で登録していても無条件で変換候補の最初に表示せず、学習結果を反映して変換候補を出すようにするなど、変換性能の向上も図られている。