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【第31回】
デスクトップで星空を観察するときの道具「Stella Theater Pro」
5月中旬に水星、金星、火星、木星、土星の5惑星が接近している様子も観測可能
(02/04/17)
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星座の位置や惑星の運行を再現 |
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星座や光の表示方法を設定可能 |
ちょっと天気のいい夜、星々の輝きに気づいて「あ、北斗七星だ」などと思いながら夜空を眺めるのって気持ちいい。ほかの星や星座の名前もわかるといいなぁ。でも、昔使っていた理科の教科書はどっかに行っちゃったし、星座の本も持ってない…。それに、5月上旬から中旬にかけては水星、金星、火星、木星、土星の5惑星が接近して見えるという話もあるけど、実際にどういう風に見えるのか知りたいなぁ。そんなときは「Stella Theater Pro」を使ってみよう。
「Stella Theater Pro」は、デスクトップで星空観察ができるソフト。世界中の任意の地点の、任意の時刻の星空をプラネタリウム風にパソコンで表示できる。時刻は年や月だけではなく、分単位まで指定可能。天体の描画は、指定した日時の星空の静止状態のほか、実際の時間進行に合わせてゆっくり動かしたり、星の動きがわかるように時間を早送りすることもできる。月の満ち欠けや日食・月食の様子、太陽系惑星の運行なども、指定した場所や時間の実際の動きが再現される。たとえば関東地方で観測時刻を2002年5月10日19時00分に設定すると、夕陽を追うように西の地平線に沈む“おうし座”と、そのおうし座の近辺で水星、金星、火星、木星、土星の5惑星が接近している様子も観測できる。
また、恒星や惑星の名前などを、それぞれ日本名、学名、英語名、ラテン名などから選んで表示できる。実際の天体観察の前に「Stella Theater Pro」でどんな星が見られるか調べたり、天体観察後にどの星を見たのか確認するときに使うと楽しいだろう。星座に関しては名前だけではなく、星座を構成する星々を結ぶ星座線、星座絵なども表示できるので、子どもと一緒に星座を楽しむ際にもぜひ使ってみたい。
【著作権者】Toxsoft
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 3.51/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 4,800円(同梱されているLite版はフリーソフト)
【バージョン】1.97(02/04/08)
□Toxsoft Home Page
http://www.toxsoft.com/
□窓の杜 - Stella Theater
http://www.forest.impress.co.jp/library/stellatheater.html
(小松 佳那)
お詫びと訂正:
記事掲載時に、時刻は「秒単位まで指定可能」との記述がありましたが、実際には「分単位まで指定可能」です。お詫びして訂正いたします。