トップページからリンクが張られていない素材をカンタンに探し出せる

設定保存すれば、同じフォルダを素早く再チェック可能だ

　ホームページを試行錯誤しながら作っていると、用意した画像やHTMLファイルが余っちゃうことって、けっこうある。記憶やHTMLソースを頼りに、使わなかったWeb素材を1つ1つ消さなきゃいけないんだけど、間違えて使用中のファイルを消しちゃったらもうパニック。仕事で作ったホームページで『リンク切れてますけど』なんて指摘されたら、会社の信用にも関わる。使われていないWeb素材を効率的に探し出す方法って、何かないかな？　そんなときは「孤島発見器」を使ってみよう。

　「孤島発見器」は、HDDなどローカルドライブに保存してあるWebページをチェックし、リンクが張られていない画像やHTMLファイルを発見できるソフト。確認したいHTMLファイルがあるフォルダを指定すると確認が始まり、指定フォルダ以下の全ファイルが“切れた鎖”のマークつきでツリー表示される。ここで、右クリックからトップページを指定すると、トップページからリンクされているファイルから“切れた鎖”マークが消え、使わずに残ったWeb素材が一目で区別できるようになる仕組み。またツリービュー上のHTMLファイルは、すべてのリンクが有効ならば白色のアイコンで、無効なリンクを含んでいれば水色のアイコンで色分け表示されるため、リンク切れの確認も同時に行える。水色アイコンのHTMLファイルをクリックすると、存在しないリンクの一覧がウィンドウ右側に表示されるので、これを参考にしてすべてのリンク切れを修正してしまおう。

　トップページの設定は複数のHTMLファイルに対して行えるので、入り口が2つ以上あるホームページを管理している人にも便利。またいつも同じサイトをチェックするなら、プロジェクトとして設定保存しておくと、次回からプロジェクトを開くだけで同じフォルダを参照できてGOOD。ローカルドライブ上にある不要なWeb素材を探し出したいときは、「孤島発見器」を使ってみよう！

【著作権者】桜井 博志　氏
【対応OS】Window NT 4.0（編集部にてWindows 2000/XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト（寄付歓迎）
【バージョン】2.755（01/04/26）

□チッチのいえ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA014575/chicchi/

（小松 佳那）