.
【第87回】
IMEのON/OFFを変更してキー入力を再現したいときの道具「AgainTyper」
“konnnitiha”と入力してしまった場合でも“こんにちは”と再入力できる
(03/06/18)
|
あらかじめ“アゲインキー”を指定しておく |
|
|
履歴一覧から選択したフレーズを再入力できる |
IMEがOFFなのを気付かずに、日本語を入力してるつもりになっていることって、けっこうある。リズミカルに日本語で“こんにちは”と入力したつもりなのに、表示された文字がアルファベットの羅列で“konnnitiha”だったりすると、気分が萎えちゃう。『入力し直すの? 面倒くさいなぁ。忙しくて急いでるのに…』そんな経験がある人は「AgainTyper」を使ってみよう。
「AgainTyper」は、IMEがOFFの状態で入力したキーも、再変換可能な状態で再び入力し直してくれるタスクトレイ常駐型ソフト。5個以上の連続したキー入力を1つのフレーズとして自動的に記録し、あらかじめ“アゲインキー”に指定しておいたキーを押すことで、さきほど入力したフレーズを再入力することができる。たとえば、IMEがOFFのときに“konnnitiha”と入力してしまっても、[BackSpace]キーでその文字列を削除した後、IMEをONにして“アゲインキー”を2回続けて押すだけで、漢字にも変換可能な状態で“こんにちは”と入力される。逆に、IMEをOFFにして“アゲインキー”を2回続けて押せばキー入力のフレーズが半角英数字として再入力されるので、「メールアドレスを全角英数字で入力してしまった」なんていう場合も使える。
また、“アゲインキー”を1回だけ押したときには、20件まで保存されるフレーズの履歴一覧が表示されるので、そこから任意のフレーズを選択して再入力することも可能だ。タイピングが苦手で、画面ではなくキーボードを見ながら入力しちゃうっていう人には、特におススメしたいな。IMEのON/OFFの状態を確認し忘れて、うっかり長文をキー入力してしまうことが多い人は、ぜひ「AgainTyper」を使ってみよう。
【著作権者】吉村 隆樹 氏
【対応OS】Windows 95/98/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.37(03/04/07)
□まなつのみかん
http://www.try-net.or.jp/~takaki/
(小松 佳那)