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【第91回】
手話の一連の動きを覚えたいときの道具「手話ロボットオアフ君」
3Dポリゴンのなめらかな動きで複雑な手話も覚えやすい!
(03/07/16)
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手話の一連の動きを確認できる |
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腕や指の動きを登録して新たな単語も利用可能 |
テレビで手話通訳つきニュースを見たり、街中で手話を使っている人を見かけたりすることって、けっこうある。手話と一口に言っても、腕や指の動きで単語を示したり、50音を示す指文字があるってことまでは知っているけど、テレビで見る手話は動きが速くてついていくのが大変。そんなときは「手話ロボットオアフ君」を使ってみよう。
「手話ロボットオアフ君」は、3Dポリゴンによる手話表示ソフト。メニューから手話の動作を確認したい単語を指定して[実行]ボタンを押すと、なめらかな動きでロボットの“オアフ君”が手話を実演してくれる。“てにおは”抜きで「あなた 名前 なに」といったように単語をスペースで区切って並べれば、1つの単語を手話で示し終わったポーズに続けて、次の単語の実演が始まるので、文章を複数の手話で表現する一連の動作も確認できる。また、“オアフ君”を見る視点を正面・右前・左前・右・左・後ろの6つから選べるほか、[Shift]キーを押しながらオアフ君をドラッグすることで視点を微調整したり、拡大・縮小することも可能。一方向からだけでは腕や指の曲がり具合が分かりにくい場合に、微妙な角度からも手話の動きを観察しよう。
相手の身長によって手話の見える角度が違うから、手話の読み取りに慣れないうちは『なんて言ってるのかな』と戸惑うこともあるけど、「手話ロボットオアフ君」を使うとさまざまな視点で確認できるのがうれしい。また、腕や指の動きを登録することで新たな単語を辞書にどんどん追加できるから、たとえば手話サークルで辞書を共有し、みんなで登録単語を増やしていくなんていうのもよさそうだ。手話を覚えたいときは「手話ロボットオアフ君」を使ってみよう。
【著作権者】intex 氏
【対応OS】Windows 98/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.33(03/07/09)
□手話学習ソフトウェア 手話ロボットオアフくん
http://int.moo.jp/
(小松 佳那)