.
【第95回】
ウィンドウの一部分だけを一時的に消去したいときの道具「Vanisher」
ウィンドウを開いたままでデスクトップアイコンをクリックできる
(03/08/20)
|
ウィンドウの一部分を一時的に消去 |
|
|
消去対象にタスクバーなどを含めることも可能 |
たくさんのウィンドウを開いていると、デスクトップアイコンがウィンドウに隠れてしまってすぐにクリックできないことって、けっこうある。邪魔なウィンドウの位置をドラッグ&ドロップで変更したり、ひとつひとつ最小化しちゃえばいいんだけど、時間もかかるし面倒だから、ウィンドウの大きさや位置はそのままに、デスクトップアイコンをクリックしたい。そんなときは、「Vanisher」を使ってみよう。
「Vanisher」は、ウィンドウの一部分を一時的に消去して、ウィンドウに隠れているデスクトップアイコンや壁紙を表示させるソフト。本ソフトを起動すると画面左端に表示される縦長で緑色のバーをクリックすると、バーが瞬時に200ピクセルだけ右側へ移動する。そのとき、デスクトップに表示されていたすべてのウィンドウのうち、バーが移動した範囲に表示されていた部分だけが消去され、隠れていたデスクトップアイコンが一時的に姿を表す。ウィンドウが消去された部分をダブルクリックすれば、ウィンドウを通常の表示に復元できる。バーの動作を設定する“消去レベル”をスライドバーで調整することで消去対象を任意のウィンドウだけに限定したり、逆にウィンドウだけではなくタスクバーやデスクトップアイコンもまとめて消去するといったことも可能となる。
また、緑色バーの表示位置は左端だけではなく、上端、下端、右端に変更することもでき、いずれの場合もバーをクリックした際に画面中央方向へ緑色バーが移動する仕組み。さらに、あらかじめ設定しておいた任意のショートカットキーで、バーの表示位置を変更したりウィンドウを消去するなどの動作を行うことも可能だ。デスクトップの大部分がウィンドウで埋め尽くされているという人でも、すばやくデスクトップアイコンをクリックできるようになるだろう。ウィンドウの一部分だけを一時的に消去したいときには「Vanisher」を使ってみよう。
【著作権者】樋口 まぐを 氏
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(ピースウェア)
【バージョン】0.91
□Vanisher(Windows95/98/Me/ユーティリティ)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se284188.html
(小松 佳那)