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【第106回】
自分流フォントを作るときの道具「手書きフォントメーカー」
「みかちゃん」みたいにステキなオリジナルフォントを作ろう!!
(03/11/05)
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まずは下書き通りに描いてみよう |
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トレース具合を確認したら、次はオリジナルの字体にチャレンジしよう |
ホームページ用のロゴを作ったり手紙を印刷したりするときに、雰囲気や気持ちとフォントのイメージが合っていなくて『どのフォントもイマイチ……』と思うことって、けっこうある。Windowsが標準でもっているフォントだと堅い気がするし、店頭で売られているフォント集だと自分らしさが表現できない気がする。手書きフォントの「みかちゃん」みたいにステキなオリジナルフォントってどこかにないかなぁ。そんなときは、「手書きフォントメーカー」と「TTEdit」で自分だけのフォントを作ってみよう。
「手書きフォントメーカー」は、TrueTypeフォント作成ソフト「TTEdit」と連携し、マウスやタブレットで描いた文字から手書き風フォントを簡単に作成できるソフト。「手書きフォントメーカー」のツールバー上にあるプルダウンメニューで“MS ゴシック”や“MS 明朝”などの既存フォントを選択し、作成したい文字を“文字欄”に入力しよう。すると、ペイント画面に既存フォントの白抜き文字が下書きとして表示されるため、それをお手本にしながら文字を描ける。ペンの太さを調整したり、消しゴムツールで消すこともでき、納得がいく形を描けるまで何度でもやり直せるのがうれしい。
描いた後に[実行]ボタンを押すと文字が「TTEdit」に取り込まれ、文字の輪郭が自動的にトレースされて曲線の開始位置や終了位置、直線の角などに点がつく。点の位置をドラッグ操作で移動して、線の幅やカーブ、トメ、ハネなどを調整しよう。自分がロゴなどで使いたい文字の字体をすべて「TTEdit」に取り込み、調整が終わったら、フォントの書体名や著作権情報などを入力し、任意名をつけてTrueTypeフォントとして保存しよう。あとはコントロールパネルの“フォント”へコピーするだけで、そのフォントを画像編集ソフトやワープロソフトで利用可能になる。自分だけのフォントを作りたいなら「手書きフォントメーカー」と「TTEdit」を使ってみよう。
・「手書きフォントメーカー」
【著作権者】K.Anzawa 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.22(03/10/24)
・「TTEdit」
【著作権者】K.Anzawa 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】3.80(03/10/24)
□武蔵オンラインソフト
http://www.interq.or.jp/www1/anzawa/
□窓の杜 - 手書きフォントメーカー
http://www.forest.impress.co.jp/library/tegakifontmaker.html
□窓の杜 - TTEdit
http://www.forest.impress.co.jp/library/ttedit.html
□窓の杜 - みかちゃん
http://www.forest.impress.co.jp/library/mikachan.html
(小松 佳那)