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【第108回】
ナイショで文章作成するときの道具「こっそりエディター」
アイデアのメモ書きからナイショの文章作成まで
(03/11/19)
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タイトルバーやウィンドウ枠などがない |
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壁紙に同化する色に変更すれば“こっそり”度合いが高まる |
職場で、今やっている仕事にぜんぜん関係ないことをフッと思いついてメモしておきたくなることって、けっこうある。書きかけの研修レポートの続きの文章が頭に浮かんだり、趣味で描いているマンガの構想が浮かんだり…。『今日は卵を買って帰らないと』なんて思うこともある。今の仕事が急ぎだったりすると、堂々とレポートの続きを書いたりできないし、ましてや趣味関係のアイデアだったら…。そんなときは「こっそりエディター」を使ってみよう。
「こっそりエディター」は、文章作成を周囲に気づかれないように行えるテキストエディター。タイトルバーやツールバー、ウィンドウ枠などを一切表示しない。デフォルトの表示は77文字×3行分、およそ470×70ドット程度ととても小さく、背景色も灰色なので目立たない。ホットキーひとつでウィンドウを最小化できるほか、ルーラーを隠したり、編集したテキストファイルをスタートメニューの“最近使ったファイル”に登録しない設定もあり、“こっそり”を徹底的に行えるだろう。また、背景色や文字色を壁紙に同化する色に変更すれば、さらに“こっそり”度合いを高められそうだ。
一般的なテキストエディターの機能として、文字列のコピー&ペーストはもちろん、オートインデントや、右端で折り返す・折り返さないを選択できるほか、背景色や文字色、フォントの種類や大きさ、変換中の文字色などが変更可能だ。改行キーを押したときに、改行と同時にHTMLのBRタグを自動的につける設定もある。本ソフトを用いてナイショで文章作成をしたり、小ささを活用して“思いつきメモ”をとる道具にしてもよさそうだ。思いついたら即メモしたいけど、周囲が気になる職場や家庭で「こっそりエディター」を使ってみよう。
【著作権者】きわみ 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me(編集部にてWindows 2000/XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.11(02/08/19)
□きわみの部屋
http://homepage1.nifty.com/kiwami/
(小松 佳那)