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「Google Chrome 60」がβ版に ~“Paint Timing API”“CSS font-display”へ対応

JavaScriptエンジン「V8」はv6.0へ

「Google Chrome」v60.0.3112.24

 米Google Inc.は13日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、「Google Chrome 60」のベータ版に導入された新機能や機能改善を明らかにした。本バージョンでは“Paint Timing API”と“CSS font-display”が新たにサポートされている。

 “Paint Timing API”は、“First Paint”や“First Contentful Paint”(描画の開始)のタイミングを取得するためのAPI。Webサイトが読み込まれ、レンダリングされるタイミングを把握し、より重要な要素がすばやく表示されるようにチューニングしたり、読み込みのパフォーマンスを改善するのに役立つ情報を提供してくれる。

“First Paint”や“First Contentful Paint”のタイミングを取得する“Paint Timing API”

 一方、“CSS font-display”を利用すると、Webフォントを読み込む際のWebページの挙動を細かく制御できる。Webフォントはダウンロードと読み込みに時間がかかり、そのタイムラグでデザインが一時的に乱れてしまうことがある。“CSS font-display”はそういった事態を避けるのに役立つ。

 そのほかにも資格情報(ログイン情報)を管理する“Credential Management API”が改善。JavaScriptエンジン「V8」がv6.0へ更新され、“SharedArrayBuffers”や“Rest Parameter”がサポートされるほか、パフォーマンスの向上も引き続き図られるという。

 「Google Chrome」ベータ版はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、v60.0.3112.24が同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向けベータ版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
60.0.3112.24