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無料の多機能PDFビューワー「PDF-XChange Editor」に脆弱性 ~修正版が公開

指定条件のページを一括選択できる機能などを追加

「PDF-XChange Editor」v8.0.334.0

 カナダのTracker Software Productsは11月4日(現地時間)、編集機能を備えた軽快な無料PDFビューワー「PDF-XChange Editor」v8.0.334.0を公開した。本バージョンでは1件の脆弱性(CVE-2019-17497)が修正されている。

 脆弱性対策情報データベース“JVN iPedia”によると、“CVE-2019-17497”は「Adobe Acrobat Reader」および「Adobe Acrobat」の脆弱性“CVE-2018-4993”に関連する脆弱性で、キャッシュから情報漏えいする可能性があるという。深刻度は“CVSS v3”の基本値で6.5、“CVSS v2”の基本値で4.3とされている。

 このほかにも本バージョンでは、左サイドバーにページのサムネイルを表示する“サムネイル”ビューで、指定条件のページを一括選択できる機能が追加されるといった機能追加や多くの不具合修正が施されている。

 「PDF-XChange Editor」は、64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、現在開発元のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「PDF-XChange Editor」
【著作権者】
Tracker Software Products Ltd.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.0.334.0(19/11/04)