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無料のPDF閲覧・編集ソフト「PDF-XChange Editor」がv8にメジャーバージョンアップ

各種コマンドを検索&実行できる“クイック起動”がタイトルバーに追加

「PDF-XChange Editor」v8.0.330.0

 加Tracker Software Productsは4月4日(現地時間)、PDFドキュメントの閲覧・編集ソフト「PDF-XChange Editor」の最新版v8.0を公開した。64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。開発元のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「PDF-XChange Viewer」は、編集機能を備えた軽快なPDFビューワー。既存テキストの編集やハイライト、新規テキストの挿入、図形やオリジナルスタンプの追加、透かし、背景の追加、フリーペイントなどといった編集にも対応するほか、OCR機能なども備える。基本機能は無償で提供されるが、すべての機能を利用するには“PRO”ライセンスの購入(シングルユーザーライセンスで43.50米ドル)が必要となる。

 本バージョンでは、タイトルバーに本ソフトの機能名を入力することで即座にコマンドを検索・実行できる“クイック起動”欄が追加された。本ソフトは多機能なため、目的のコマンドを探すのに手間取ることがあったが、“クイック起動”欄を使えば迷うことなくすばやく機能を実行できるだろう。

“クイック起動”欄

 OCR機能も強化された。まず、OCRの言語ファイルを追加・更新できるダイアログが追加された。これまでは開発元のWebサイトから別途ダウンロードする必要があったが、[ページOCR]ダイアログ上の[Add/Update Languages]ボタンから手軽に言語ファイルをダウンロード・更新できる。もちろん、日本語の言語ファイルもダウンロード可能だ。

[ページOCR]ダイアログ上の[Add/Update Languages]ボタン
日本語の言語ファイルもダウンロード可能

 また、[スナップショット]ツールなどで選択範囲のみをOCR処理する[OCR Selected Region]コマンドが選択範囲の右クリックメニューに追加された。

[OCR Selected Region]コマンド

 そのほか、CSVファイルを読み込んでテーブルに変換する「CSVToPDF」プラグインがデフォルトで同梱されるようになった。さらに、開いているファイルを直接“ごみ箱”に入れる[Move To Trash]がタブの右クリックメニューなどに追加されている。

ソフトウェア情報

「PDF-XChange Editor」
【著作権者】
Tracker Software Products Ltd.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(すべての機能を利用するには43.50米ドルのライセンスが必要)
【バージョン】
8.0.330.0(19/04/04)