ニュース
無料のPDF閲覧・編集ソフト「PDF-XChange Editor」がv8にメジャーバージョンアップ
各種コマンドを検索&実行できる“クイック起動”がタイトルバーに追加
2019年4月9日 16:30
加Tracker Software Productsは4月4日(現地時間)、PDFドキュメントの閲覧・編集ソフト「PDF-XChange Editor」の最新版v8.0を公開した。64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。開発元のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「PDF-XChange Viewer」は、編集機能を備えた軽快なPDFビューワー。既存テキストの編集やハイライト、新規テキストの挿入、図形やオリジナルスタンプの追加、透かし、背景の追加、フリーペイントなどといった編集にも対応するほか、OCR機能なども備える。基本機能は無償で提供されるが、すべての機能を利用するには“PRO”ライセンスの購入(シングルユーザーライセンスで43.50米ドル)が必要となる。
本バージョンでは、タイトルバーに本ソフトの機能名を入力することで即座にコマンドを検索・実行できる“クイック起動”欄が追加された。本ソフトは多機能なため、目的のコマンドを探すのに手間取ることがあったが、“クイック起動”欄を使えば迷うことなくすばやく機能を実行できるだろう。
OCR機能も強化された。まず、OCRの言語ファイルを追加・更新できるダイアログが追加された。これまでは開発元のWebサイトから別途ダウンロードする必要があったが、[ページOCR]ダイアログ上の[Add/Update Languages]ボタンから手軽に言語ファイルをダウンロード・更新できる。もちろん、日本語の言語ファイルもダウンロード可能だ。
また、[スナップショット]ツールなどで選択範囲のみをOCR処理する[OCR Selected Region]コマンドが選択範囲の右クリックメニューに追加された。
そのほか、CSVファイルを読み込んでテーブルに変換する「CSVToPDF」プラグインがデフォルトで同梱されるようになった。さらに、開いているファイルを直接“ごみ箱”に入れる[Move To Trash]がタブの右クリックメニューなどに追加されている。
ソフトウェア情報
- 「PDF-XChange Editor」
- 【著作権者】
- Tracker Software Products Ltd.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(すべての機能を利用するには43.50米ドルのライセンスが必要)
- 【バージョン】
- 8.0.330.0(19/04/04)