「Thunderbird 102.2.2」が公開 ～先週に続くアップデート

「Thunderbird」v102.2.2

　オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.2.2が、9月7日（米国時間）に公開された。先週に続くメンテナンスアップデートとなっている。

　本バージョンでは、カレンダーイベントをダブルクリックしたときの動作をカスタマイズするためのオプションが導入された。イベントを表示する代わりに、編集ダイアログを開くことができる（calendar.events.defaultActionEdit）。

　そのほかの変更は、不具合への対応だ。セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。

• メールフォルダーで［最適化］コマンドを実行すると、そのフォルダーのメッセージがすべて再ダウンロードされてしまう
• 多くのフォルダーがあるプロファイルでメールフォルダーにアクセスすると遅い
• SMTPサーバーが正しく初期化されず、アカウント設定にリストアップされないことがある
• POP3サーバーに接続する際、APOP認証が利用できない
• OpenPGPの鍵の検出に失敗する
• AOLによってホストされているPOPアカウントをOAuth2で認証することができない
• 購読していないグループのニュースグループヘッダーで、コンテキストメニューが開けない

　「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートできる。