Adobe、2025年4月のセキュリティ情報 ～「Photoshop」「Premiere Pro」など12製品に致命的問題

　米Adobeは4月8日（現地時間）、月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「After Effects」や「Premiere Pro」、「Photoshop」など12製品が対象となっている（括弧内はCVEベースでの脆弱性の件数と最大深刻度）。

• APSB25-15：Adobe ColdFusion（15件、Critical）
• ASPB25-23：Adobe After Effects（7件、Critical）
• APSB25-24：Adobe Media Encoder（2件、Critical）
• APSB25-25：Adobe Bridge（1件、Critical）
• APSB25-26：Adobe Commerce（5件、Important）
• APSB25-27：Adobe Experience Manager Forms（2件、Important）
• APSB25-28：Adobe Premiere Pro（1件、Critical）
• APSB25-30：Adobe Photoshop（1件、Critical）
• ASPB25-31：Adobe Animate（4件、Critical）
• APSB25-32：Adobe Experience Manager Screens（1件、Important）
• APSB25-33：Adobe FrameMaker（10件、Critical）
• APSB25-34：Adobe XMP Toolkit SDK（5件、Important）

　パッチの適用優先度は「Adobe ColdFusion」が「1」で、できるだけ早い（目安の例としては72時間以内）アップデートが必要。「Adobe Commerce」「Adobe Experience Manager Forms」が「2」で、30日以内を目安とした更新が推奨されている。残りは「3」で、アップデートの実施が勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。

　なお、いずれの脆弱性も現時点では悪用の報告はないようだ。