NEWS（12/11/09　13:20）

　米Google Inc.は8日（現地時間）、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v24.0.1312.5 beta-mを公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X版やLinux版および「Chrome Frame」の最新ベータ版も用意されている。

　v24では一般ユーザー向けの目新しい機能などはとくに追加されておらず、“MathML”や“Datalist”のサポートをはじめとする開発者向けの改善がメイン。引き続きパフォーマンスの改善も施されている。

　たとえばスクリプトの実行速度の場合、昨年に公開された「Google Chrome 15」と比べ、JavaScriptベンチマーク“Octane”のスコアで約26％の向上が見られるという。「Google Chrome」は6週間ごとにメジャーバージョンアップされているが、“Octane”のスコアが着実に伸びているのが下のグラフからもわかる。

　そのほかにも、アプリケーションの起動時間を短縮したり、“Google Cloud Print”といったサービス側にも改善を施すことで体感速度の向上が図られている。