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「NVIDIA Broadcast 2.3」が公開、ライブ配信だけでなく既存メディアにもAI効果

「RTX Spark」にもネイティブ対応

NVIDIA、「NVIDIA Broadcast 2.3」をリリース。「ファイルプロセッサー」モードなどを新たに追加

 米NVIDIAは10月13日(現地時間)、ブロードキャストアプリ「NVIDIA Broadcast 2.3」をリリースした。[ファイルプロセッサー]モードなど、新機能がいくつか導入されている。

 「NVIDIA Broadcast」は、「GeForce RTX」シリーズのGPUを搭載するPCを、AIの力でホームスタジオに変えてしまうツール。マイクやスピーカーからバックグラウンドノイズを取り除いたり、Webカメラにバーチャル背景機能を追加したり、被写体の動きに追従してクロップとズームを行う(自動フレーム)といったAI機能を備えており、ライブ配信やボイスチャット、ビデオ会議の品質を大きく引き上げてくれる。

 これまでの「NVIDIA Broadcast」はライブ配信の品質向上に特化していたが、今回のアップデートで追加された[ファイルプロセッサー]モードは、対応する音声・映像エフェクトを、既存のメディアファイルにも適用できるようにする。

 対応する形式はMP4/M4A/MP3/WAVEで、コーデックはH.264(8bit)とAAC、オーディオは最大2チャンネルまでをサポートする。リアルタイム性能を維持する必要がないため、一部のエフェクトはライブモードよりも高い品質で処理できるという。

 なお、ライブ処理とファイル処理は同時に実行できない点には注意。

 また、以下の2つのAIエフェクトがベータ版として追加された。

  • RTX Video Super Resolution:Webカメラの映像やファイル内の動画を、最大4K解像度までアップスケールする。「GeForce RTX 3060」以上に対応
  • RTX Video Frame Generation:ライブモードではWebカメラのフレームレートを最大60fpsに、ファイルプロセッサーモードでは動画のフレームレートを2倍または4倍に引き上げる。「GeForce RTX 40」シリーズ以上に対応
[RTX Video Super Resolution]や[RTX Video Frame Generation]といったAIエフェクトもベータ提供

 そのほかにも、以下の改善が行われている。

  • AIエージェントに対応:MCPサーバー経由で、AIエージェントが「NVIDIA Broadcast」の設定を読み取って変更したり、[ファイルプロセッサー]モードでファイルを処理したりできるように。操作はローカルコンピューター上に限られる
  • [Studio Voice]にマイクプロファイル:プロ仕様に調整された4つのプロファイル(Default、Bright、Full、Warm)から選んで、声の音質をすぐにカスタマイズできる
  • 「RTX Spark」に対応:10月16日に搭載ノートPCが発売される「RTX Spark」でもネイティブに動作する

 「NVIDIA Broadcast」は64bit版のWindows 10/11(Arm版はWindows 11)に対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。なお、動作には「GeForce RTX 2060」「Quadro RTX 3000」「TITAN RTX」「RTX Spark」以降のGPUが必要となる。

ソフトウェア情報

「NVIDIA Broadcast」
【著作権者】
NVIDIA Corporation
【対応OS】
64bit版Windows 10/11、Windows 11 on Arm(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.3.0(26/10/13)