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「WinUI Gallery 3.0」が公開 ~開発中の新しいコントロールをいち早く試せるように

「TableView」「Charts」「InkCanvas」などが追加

「WinUI Gallery 3.0」

 米Microsoftは10月13日(現地時間)、「WinUI Gallery 3.0」を公開した。「Windows App SDK」の実験版(experimental)チャネルをベースにした最初のバージョンで、開発中の新コントロールをいち早く試せるようになったのが目玉だ。

 「WinUI」(Windows UI Library)は、モダンなWindowsアプリを構築するためのユーザーインターフェイスライブラリ。ボタンやメニューといったGUIコントロールと、「Fluent Design」に基づく現代的なデザインを提供する。「WinUI Gallery」はその「WinUI」のコントロールやサンプル、デザインガイダンス、ツールをまとめて試せるアプリだ。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。現在、「Microsoft Store」から無償でダウンロードできる。

 従来の「WinUI Gallery」アプリは安定版「Windows App SDK」をベースとしており、仕様がほぼ固まった状態でコントロールがギャラリーに追加されていた。そのため、フィードバックを反映する余地があまりなく、開発中のコントロールを試せないという問題があった。

 「WinUI Gallery 3.0」は実験版の「Windows App SDK」(現在は2.5.4-experimental)を対象とすることで、この問題を解決している。実験的なコントロールのページには[Experimental]ラベルが付き、APIが今後変更・削除される可能性があることが警告される。実験的なAPIを製品に組み込むことは推奨されない。

実験段階の「TableView」コントロール。[Experimental]ラベルと警告が付与される

 なお、今回追加された実験的なコントロールやAPIのうち、おもだったものは以下の通り。

  • TableView:大量の表形式データを表示・編集するための新しいネイティブコントロール。並べ替えや選択、列幅の変更、フィルタリングとグループ化、セルテンプレート、検証付きの編集などを試せる
    TableView
  • Charts:折れ線グラフや棒グラフ、凡例、軸の範囲、グリッド線、データマーカーとラベル、ObservableCollectionによるリアルタイム更新などのサンプル
    Charts
  • WrapPanel/LayoutPanel:WrapPanelはアイテムを行や列に並べ、スペースが足りなくなると折り返して配置する。LayoutPanelはLayoutオブジェクトを使って子要素を配置する
    WrapPanel/LayoutPanel
  • PagerControl:番号付きのページ間を移動するためのコントロール
    PagerControl
  • InkCanvas/InkToolbar:ペンやタッチ、マウスで手書きできるキャンバスと、ペンや鉛筆、蛍光ペン、消しゴムを備えたツールバー。インクストロークの保存と復元も可能
    InkCanvas/InkToolbar
  • 新しいウィンドウ関連のAPI:XAMLのトップレベルウィンドウを作成し、Width、Height、MinWidth、MinHeight、MaxWidth、MaxHeightの各プロパティでサイズを設定できる
    新しいウィンドウ関連のAPI

 そのほかにも、使い勝手を改善。マウスの[戻る][進む]ボタンでギャラリー内を移動できるようになったほか、すべてのコントロールページに検索タグが付き、「context menu」や「carousel」「WCAG」といった、コントロール名と一致しない語句でも目的のページが見つかるようになった。検索結果がない場合は、検索のヒントとすべてのサンプルを表示するボタンが示される。

 また、「ItemsRepeater」「ListView」「TitleBar」「Image」(アニメーションGIF)など、既存のサンプルも更新された。ナレーターの読み上げやキーボード操作、フォーカスの表示、コントラスト比など、10件を超えるアクセシビリティ関連の修正も行われている。一方で、「ListBox」のサンプルは削除された。代わりに「ListView」の利用が案内されている。