レビュー
“FlashAir”から手軽に写真を無線転送できるChromeアプリ「Yokin's FlashAir Sync」
「Google Chrome」が動作するならばどんな環境でも利用可能
2016年7月12日 06:05
「Yokin's FlashAir Sync」は、東芝製のWi-Fi内蔵SDカード“FlashAir”から写真をPCへダウンロードするための「Google Chrome」向けアプリ。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v51.0.2704.106で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
本アプリの特徴は、「Google Chrome」用のアプリケーションとして動作するところ。「Google Chrome」が動作するならばどんな環境でも利用可能で、作者によると、Windows XP/7/8/8.1/10、Ubuntu 15、OS X 10.10(Yosemite)、Chrome OSで動作を確認しているという。日頃からWindows以外のOSを利用する頻度が高く、クロスプラットフォームに対応した“FlashAir”クライアントを探しているユーザーならば、選択肢に入れておきたいツールだ。Windowsしか使わないユーザーにとっても、Chromeアプリのセットアップの容易さは魅力に映るかもしれない。
利用するには、まず“FlashAir”のWi-FiへPCを接続し、「Google Chrome」から「Yokin's FlashAir Sync」を起動する。URLの入力を求めるダイアログが現れるので、“FlashAir”のURL(“http://flashair”など)を入力しよう。すると、メイン画面に“FlashAir”内にあるフォルダーとファイルがサムネイル表示で一覧表示される。
写真を個別に閲覧・ダウンロードしたい場合は、サムネイル上へマウスカーソルを移動させると現れる小さなボタンが利用できる。また、指定したフォルダーへ写真を自動でダウンロードする機能も搭載。ツールバー右側のボタンで保存先フォルダーを指定し、転送モードを自動転送に切り替えれば、“FlashAir”のファイルが自動的にダウンロードされる。
画面のデザインはシンプルでどちらかというと無骨だが、画面右上にあるインジケーターで“FlashAir”の接続と電源の状態を簡単に把握できるなど、使い勝手は悪くない。転送待ちのファイルはサムネイルの下部が青に、転送済みのファイルは緑に塗り分けられるほか、転送状況の進捗バーを表示する機能も備えているので、ダウンロードの状況も容易に把握できる。
ソフトウェア情報
- 「Yokin's FlashAir Sync」
- 【著作権者】
- Yokinsoft
- 【対応OS】
- Windows/Linux/Mac/Chrome OSなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.9.5(15/07/29)