REVIEW（10/01/07）

　「TwentyTen」は、「Firefox」の画面デザインを現在マイクロソフトが開発中のオフィス統合環境「Microsoft Office 2010」（以下、「Office 2010」）風にカスタマイズできるアドオン。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Firefox」v3.5.7で動作を確認した。アート系コミュニティサイト“deviantART”からダウンロードできる。

　本ソフトを利用すれば、「Firefox」を「Office 2010」風にカスタマイズできる。見た目のインパクトもさることながら、実用性にも優れる点も見逃せない。メニューが画面左上の［File］ボタンに集約されており使いやす上、［File］ボタンがあればメニューバーは必要ないので、非表示にしておけばメニューバーの高さ分だけWebページを広く表示できる。

　本アドオンには、「Office 2010」の画面左上にある“Office ボタン”を再現する拡張機能「TwentyTenBuddy」と、「Office 2010」の画面デザインを再現したテーマ「TwentyTen」の2つが含まれており、その組み合わせで「Firefox」を「Office 2010」風にカスタマイズする仕組み。

　初期状態では「Outlook」をイメージしたオレンジ色を基調としたデザインになっているが、設定画面からは「Word」風（青）や「Excel」風（緑）の色へ変更することも可能。そのほか、タブバーやツールバーのボタンの表示・非表示をカスタマイズしたり、ユーザーインターフェイスの細かい挙動を変更することもできる。

　なお、本ソフトはメニューバーを非表示にする機能を備えているが、編集部にて試用したところ正常に動作しなかった。「Hide Menubar」などの拡張機能と組み合わせて利用しよう。