杜のAndroid研究室

第152回

多機能で操作性に優れたTwitterクライアント「tweecha」

ミュート機能やカラーラベル、ストリーミングに対応し、快適に閲覧できる

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、多機能なTwitterクライアント「tweecha」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介する。

左右のフリックでカラムを切り替えてタイムラインを閲覧

「tweecha」
アプリ内に表示されるTwitterの認証ページでログインしてPINを取得し、画面下部の入力欄に入力してTwitterアカウントを登録しよう

 「tweecha」は、多機能さが特長のTwitterクライアント。特定のユーザーのツイートを非表示にする“ミュート”機能や、ツイートを色付けする“カラーラベル”機能によってタイムラインを見やすく整理できるほか、タイムラインのストリーミングにも対応。また、左右のフリックでカラムを切り替えられるなど、操作性にも優れている。

 利用するには、まず初回起動時の画面下部に表示されている[アカウントを追加]ボタンをタップして、Twitterアカウントを登録する。アプリ内に表示されるTwitterの認証ページでログインしてPINを取得したら、画面下部の入力欄にPINを入力することでアカウントを登録可能。複数アカウントにも対応しており、[アカウントを追加]ボタンから2つ目以降のアカウントを登録できる。

 登録したアカウントを選択すると、フォローしているユーザーのタイムラインである“ホーム”が表示されて閲覧可能。画面を左右にフリックすることでカラムを切り替えられ、リプライや自分のツイート、ダイレクトメッセージ(DM)やリストなどのカラムに切り替えて表示できる。また、フリック以外にも複数のカラム切り替え方法が用意されており、“ホーム”カラムを右へフリックすると表示される“メニュー”カラムや、画面下部のボタン、画面右下の[…]ボタンをタップしたときのメニューからもカラムを選択でき、目的のカラムをすばやく表示可能。

画面を左右にフリックしたり、画面下部のボタンをタップしてカラムを切り替えられる
“メニュー”カラムにはカラムが一覧表示され、選択することですばやくカラムを切り替えられる

画像や会話をすばやく閲覧でき、投稿時にはハッシュタグを手軽に入力可能

 タイムラインの閲覧時には、画面上部のカラム名を表示したバーをタップすることで最上部に移動でき、再びバーをタップすればタイムラインを更新して新着ツイートを取得できる。また、タイムラインの最上部では、いわゆる“引っ張って更新”も可能。

 タイムラインではツイートに含まれる画像のサムネイルを表示でき、ツイートを選択することで切り替わるツイートの詳細画面で画像を拡大表示できる。また、返信ツイートを選択すると、詳細画面で会話のやり取り全体を抽出して表示することが可能。ツイートの詳細画面では、画面下部のボタンで返信やリツイート、コメント付きリツイート、お気に入りへの追加を行える。

タイムラインで画像を含んだツイートをタップすると、詳細画面で画像を拡大表示することが可能
タイムラインのリプライを選択すると、詳細画面で会話のやりとり全体が抽出され表示される
タイムラインのテーマやカラム名を表示するバーの色を変更して、見た目をカスタマイズできる

 タイムラインの見た目のカスタマイズも可能で、設定画面から[カラー設定]項目を選択して表示される画面でテーマを“ホワイト”に設定して黒基調から白基調に変更可能。さらに、カラム名を表示するバーの背景色のほか、自分宛のリプライや自分のツイートの背景色を変更できる。また、設定画面の[表示設定]画面からは、ツイート本文やユーザー名などのテキストの各フォントサイズを変更可能。

 タイムライン画面下部の右から2番目のボタンをタップすると、投稿画面が表示されてツイートの投稿を行える。投稿画面左下のカメラ型ボタンからは画像の添付が可能で、その場で撮った写真や端末内の画像を選択して添付できる。なお、設定画面では画像のアップロード先を選択でき、Twitter以外にも“TwitPic”や“yfrog”、“ついっぷるフォト”などを選べる。

 また、投稿画面下部の[#]ボタンからはハッシュタグのすばやい入力が可能。あらかじめ登録しておいたハッシュタグをリスト表示でき、入力したいハッシュタグを選択するだけで入力を行える。

入力欄の左下にあるボタンをタップして、ツイートに画像を添付したり、ハッシュタグを付加することが可能
あらかじめ登録しておいたハッシュタグを選択し、すばやく入力できる

“ミュート”や“カラーラベル”でタイムラインを整理でき、ストリーミングにも対応

 特定ユーザーのツイートを一時的にタイムラインから非表示にする“ミュート”を設定するときは、そのユーザーのツイートを長押しして表示されるメニューで[ミュート]項目を選択すればよい。なお、設定画面から[ミュート設定]画面を開き、[ミュート定義]項目を選択して表示される画面では、“ミュート”を設定したユーザーを一覧して確認でき、チェックボックスのチェックを外して“ミュート”を解除可能。また、キーワードを登録することで、そのキーワードが含まれるツイートを非表示にすることもできる。さらに、[ミュート設定]画面では、ホームのタイムラインだけでなく、リプライやDM、検索結果のタイムラインでも“ミュート”が有効になるように設定可能。

ツイートを長押ししたときのメニューで[ミュート]項目を選択すれば、投稿したユーザーを“ミュート”に設定可能
[ミュート設定]画面では、“ミュート”を設定しているユーザーを一覧して解除したり、特定のキーワードを“ミュート”に設定することが可能

 ツイートを長押ししたときのメニューで[カラーラベルを選択する]項目を選択すれば、そのユーザーのツイートに“カラーラベル”を設定して、タイムラインで見つけやすくできる。9色から“カラーラベル”を選択して設定でき、ユーザー名とユーザーアイコン右側の罫線などが設定したカラーに変化する仕組み。

 “ストリーミング”カラムでは、ホームタイムラインをストリーミング(リアルタイム更新)すること可能。画面右下の[スタート]ボタンをタップするとストリーミングが開始し、新着ツイートをリアルタイムに取得して表示できる。ストリーミングを停止するときは、[スタート]ボタンから変化した[ストップ]ボタンをタップすればよい。

ツイートを長押ししたときのメニューから“カラーラベル”を選択することで、以降そのユーザーのツイートを色付けし、見つけやすくできる
“ストリーミング”カラムでは、ホームのタイムラインをストリーミングで表示可能

 そのほか、設定画面ではタイムライン表示の高速化などを設定可能で、画像のサムネイル表示や“ミュート”、“カラーラベル”など、選択した項目を無効にすることでタイムラインをより軽快に表示できる。また、ツイートを長押ししたときのメニューからツイートを翻訳することも可能。なお、翻訳には「Google 翻訳」のインストールが必要になる。

「tweecha」
【著作権者】
sinProject
【対応OS】
Android 2.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.9.99.83(13/07/11)

(ライターズハイ:鈴木 友博)