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「IP Messenger」v4.00のベータ版が公開。高機能なログビューワー機能を追加
開発者の白水啓章氏を主任研究員として迎えた朝日ネットはエンプラ向けの拡張も計画
2016年6月16日 12:49
メッセンジャーソフト「IP Messenger」の次期バージョンv4.00のベータ版が、15日に公開された。Windows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「IP Messenger」は、1996年から開発が続けられているローカルネットワーク向けのメッセンジャーソフト。サーバーレスで動作するのが特徴で、ネットワーク内のユーザーを動的にリストアップし、メッセージをやり取りできるシンプルさが魅力といえる。Windows版のほかにもMac版、iPhone版、Android版などがラインナップされており、ソースコードも公開されている(本ベータ版のソースコードは公開されていないが、正式版では公開されるとのこと)。
本ソフトは2002年にRSA暗号化によるファイル添付機能、2011年にデスクトップをキャプチャーしてイメージを送信する機能、2015年にはIPv6への対応を追加し、着実な進化を遂げてきたが、次期バージョンのv4.00では高機能なログビューワー機能が追加されるという。
このログビューワーではメッセージをチャット形式で表示可能になっており、10万を超えるメッセージを高速に扱える。添付画像もインラインで表示可能で、キーワード検索機能やユーザーによるフィルタリングにも対応するほか、マーカー・お気に入り・コメントなどを登録することもできる。
なお、本ソフトを開発している白水啓章氏は、2015年より朝日ネットの主任研究員に迎えられているとのこと。同社は「IP Messenger」でやり取りされたデータの監査を支援するソリューションをエンタープライズ向けに提供することも計画しているという。
ソフトウェア情報
- 「IP Messenger」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- 白水 啓章 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.00 beta1(16/06/15)