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セキュリティソフト“Avast”が大幅に軽量・高速化するメジャーアップデートを実施

負荷の高い解析処理をクラウドで実行。“CyberCapture”技術で検出性能も向上

「アバスト 無料アンチウイルス」v12.1.2272

 チェコのAVAST Software s.r.o.は21日(現地時間)、セキュリティソフト“Avast(アバスト)”シリーズの最新版v12.1.2272(コードネーム:Nitro)を正式公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「アバスト」は、“シールド”と呼ばれるリアルタイム保護システムでファイルシステム、Webブラウザー、メールソフトを守ることができるマルウェア対策ソフト。無償版・有償版を合わせて計4つのエディションがラインナップされており、特にユーザー登録のみで無償利用できる「アバスト 無料アンチウイルス」は人気が高い。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、解析処理の大部分をクラウドで行うことで、アプリケーションを大幅に軽量・高速化。未知のマルウェアを検出するクラウドベースの技術“CyberCapture”により、マルウェア検出の性能も向上しているという。また、今後はアップデートの頻度が月1回へと引き上げられるとのことで、製品名から西暦が取り除かれている。

“バンク モード”が追加された「Avast SafeZone Browser」

 そのほかにも、システムへの負荷が高く、“CyberCapture”技術で代替可能なハードウェア仮想化機能と、利用頻度の低いリモートアシスタンス機能を除去するなど、肥大化傾向にあった機能の整理が行われた。また、無償版でも利用可能な「Chromium」ベースのカスタムWebブラウザー「Avast SafeZone Browser」では、オンラインバンクの利用を保護する“バンク モード”が新たに追加されている。

ソフトウェア情報

「アバスト 無料 アンチウイルス」
【著作権者】
AVAST Software s.r.o.
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.1.2272(16/06/21)