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2件の脆弱性を修正した「Firefox」v49.0.2が公開

「Adobe Flash Player」プラグインの非同期レンダリングが初期状態で有効に

「Firefox」v49.0.2

 Mozillaは20日、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v49.0.2を公開した。今回のアップデートは安定性や互換性に関わる不具合の修正がメイン。脆弱性の修正も行われているので、忘れずに更新しておきたい。

 本バージョンで修正された脆弱性は、CVE番号ベースで2件。1つ目(CVE-2016-5287)はサービスワーカーを利用しているアクターを破壊した場合に引き起こされる解放後メモリ利用(Use-after-free)の脆弱性で、「Firefox 49」にのみ影響する。2つ目(CVE-2016-5288)はWebコンテンツがキャッシュエントリーへアクセスできるというもので「Firefox 48」「Firefox 49」に影響する。脆弱性の深刻度は、いずれもMozillaの基準で4段階中上から2番めの“高”と判定されている。

 そのほかにも、「Adobe Flash Player」プラグインの非同期レンダリングが初期状態で有効化された。「Adobe Flash Player」プラグインを利用するWebサイトでパフォーマンスと安定性の向上が期待できる。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。