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「Windows 10 Insider Preview」Build 15007が“Fast”リングに、PC・モバイル対応

前ビルドに引き続き「Microsoft Edge」に多くの改善。テーマの“ストア”配布も

「Windows 10 Insider Preview」Build 15007

 米Microsoft Corporationは12日(現地時間)、Windows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 15007を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。今回はPC版とモバイル版の同時リリースとなっている。

 本ビルドでは、前ビルドに引き続き「Microsoft Edge」に多くの改善が盛り込まれた。たとえば前ビルドで新規に搭載された“Tabs you’ve set aside”機能には、ストックしたタブを他のアプリと共有する機能が追加。また、環境の移行に便利なデータのインポート・エクスポート機能も新たに追加された。

“Tabs you’ve set aside”機能にストックしたタブを他のアプリと共有する機能が追加

 そのほかにも、「Microsoft Edge」でファイルをダウンロードする際のオプションが改善。これまでは[保存][名前を付けて保存][キャンセル]の3つからコマンドを選択する仕組みだったが、本ビルドでは[実行][保存][キャンセル]となり、ダウンロードの完了を待たずに[実行]コマンドが選択できるようになった。なお、[名前を付けて保存]コマンドも残されており、[保存]のオプションとしてプルダウンメニューから選択可能。

 さらに、Webページに手書きで注釈を加える“Web Note”機能では、Build 14986で“Windows Ink”に盛り込まれたペンツールのフライアウトの改善が盛り込まれ、太さやカラーをプレビューできるようになった。また、モバイル版「Microsoft Edge」で最大500%のズームがサポートされている

ファイルをダウンロードする際のオプションが改善
Webページに手書きで注釈を加える“Web Note”機能が強化

 一方、「Microsoft Edge」以外では“Windows Hello”の改善、レインボーフラッグ(LGBT運動を象徴する旗)絵文字のサポート、UWPアプリのスクロールバーの改善、Bluetooth APIの拡張などが行われた。通知機能ではインラインプログレスバーがサポートされ、開発者がタスクの進捗状況などを“アクション センター”へ表示できるようになっている。また、編集部では動作を確認できなかったが、OS標準のキャプチャーツール「Snipping Tool」を[Alt]+[N]キーで呼び出せるようになったのもうれしい変更点と言えるだろう。

「設定」アプリの[個人用設定]-[テーマ]画面

 なお、近日中にWindows テーマが“ストア”から入手可能になることもアナウンスされた。本ビルドの「設定」アプリにある[個人用設定]-[テーマ]画面には“ストア”のアイコンが表示されているだけだが、いずれはここから“ストア”へアクセスして追加のテーマを入手できるようになるようだ。

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