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Google、iOS版「Google Chrome」をオープンソース化

レンダリングエンジンの違いを乗り越えて“Chromium”プロジェクトの一員に

公式ブログ“Chromium Blog”

 米Google Inc.は1月31日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、iOS版の「Google Chrome」をオープンソース化したことを明らかにした。

 オープンソースプロジェクト“Chromium”で管理されている「Google Chrome」は、基本的にレンダリングエンジンとして“Blink”を採用している。しかし、iOS版「Google Chrome」だけはプラットフォームの制約により“WebKit”を利用せざるを得ない。そのため、これまで“Chromium”プロジェクトからは外されていた。

 しかし、同社が過去数年間、多くの時間をかけてiOS版「Google Chrome」のコードを“Chromium”プロジェクトへアップストリーム(開発元へ送ること)し続けてきた結果、iOS版の「Chromium」を他のプラットフォーム向けの「Chromium」と同様にコンパイルできるようになったという。iOS版「Google Chrome」のテストも“Chromium”コミュニティ全体で利用できるようになり、コードがチェックインされると自動的に実行されるようになった。これにより、開発スピードも向上したという。

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