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Microsoft、「Microsoft Teams」を正式公開 ~チャットベースの業務ワークスペース

チャット機能を中心に各種オフィスツールやスケジュール調整、ファイル共有を統合

「Microsoft Teams」

 米Microsoft Corporationは14日(現地時間)、「Microsoft Teams」を“Office 365”ユーザー向けに公開した。現在、日本を含む181の市場と19の言語で利用できる。

 「Microsoft Teams」は、テキストチャット・ボイスチャット・ビデオチャットといったグループコミュニケーション機能を中心に、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「SharePoint」「Power BI」といったオフィスツールや、スケジュール調整、ファイル共有を統合した業務向けワークスペース。昨年11月にプレビューが発表され、以降、機能追加とテストが重ねられてきた。

 「Slack」などのコミュニケーションツールでお馴染みの“@”メンション、絵文字、ステッカーを使ったチャットはもちろん、コネクターやBOTを利用してサードパーティー製サービスと連携させられるなどカスタマイズ性も高い。また、セキュリティやコンプライアンスにも力が注がれており、“SOC 1”、“SOC 2”、“EU Model Clauses”、“ISO27001”、“HIPAA”などのグローバルスタンダードをサポートする。

チャット機能を中心に各種オフィスツールやスケジュール調整、ファイル共有を統合(同社ブログより引用、以下同)
サードパーティー製サービスと連携させられるなどカスタマイズ性も高い

 なお、「Microsoft Teams」を利用するには“Office 365”アカウント(ビジネスまたはエンタープライズプラン)とクライアントアプリのインストールが必要。Windows/Mac向けのデスクトップアプリと、iOS/Android/Windows Phone対応のモバイルがラインナップされている。