Windows Insider Preview

クライアントOSでの非推奨化から5年、「WMIC」の削除プロセスがとうとう最終段階に

IT管理者に馴染み深いコマンド。今後「WMI」の管理は「PowerShell」で

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「wmic」コマンド

 IT管理者に馴染み深い「WMIC」(Windows Management Instrumentation Command-line)ユーティリティが、間もなくOSから削除されそうだ。米Microsoftが8月14日(現地時間)に公開した「Windows 11 Insider Release Preview」Build 26100.9267/26200.9267(KB5120998)のリリースノートで、 2026年8月以降、「Windows 11」バージョン24H2/25H2に「WMIC」が含まれなくなる ことがアナウンスされた。オンデマンド機能(Feature on Demand、FoD)としての提供も打ち切られる。

 「WMIC」は、「WMI」(Windows Management Instrumentation)に対するコマンドラインインターフェイスを提供するユーティリティ。システム情報の取得やプロセス・サービスの操作などをコマンドプロンプトから実行でき、既存のシェルやユーティリティコマンドとの互換性もあることから、バッチファイルによる定型処理や資産管理のスクリプトなどで長く使われてきた。

 「WMIC」は「Windows Server 2012」で非推奨化されており、クライアントOSでも2021年から段階的な廃止が進められてきた。現在は新規インストール環境から取り除かれているが、オプション機能(FoD)としての提供は続いており、あとから追加することで利用可能になる状態だった。

同社が示していた「WMIC」の廃止スケジュール
オンデマンド機能(FoD)としてあとから追加することはできた

 なお、削除されるのは「WMI」をコントロールする「WMIC」だけで、「WMI」そのものは引き続きサポートされる。コマンドラインから「WMI」を管理する場合、今後は「PowerShell」を利用することになる。