Windows Insider Preview

カメラ・マイク・位置情報のアクセス可否をストアアプリ以外でもきめ細かく設定可能に

デスクトップアプリでもアプリ個別に指定。Experimentalチャネルでテスト開始

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

[プライバシーとセキュリティ]-[位置情報]設定ページ。アプリごとにアクセスを許可・拒否できる

 米国時間8月21日にリリースされた「Windows 11 Insider Experimental Preview」Build 26340.9233ではプライバシー設定が強化され、カメラ・マイク・位置情報へのアクセス許可をデスクトップアプリごとに管理できるようになった。

 この変更は段階的に展開されるため、同じビルドでも利用できるようになる時期はデバイスによって異なる。

 これまでの仕様では、プライバシー設定を行えるのは基本的にストアアプリ(パッケージアプリ)だけで、デスクトップアプリに関しては[デスクトップ アプリに位置情報へのアクセスを許可する]オプションでまとめてON/OFFすることしかできなかった。

これまでの仕様(位置情報)。プライバシー設定を個別に行えるのは基本的にストアアプリだけ
新しい仕様(カメラ)。旧仕様では「デスクトップアプリ」にカテゴライズされ、一括設定しかできなかった「Microsoft Edge」などのアプリにもトグルスイッチがあるのが確認できる
新しい仕様(マイク)

 新しい仕様では、ストアアプリ・デスクトップアプリにかかわらず、アプリ個別にプライバシー設定をコントロール可能。アプリがカメラ・マイク・位置情報のいずれかに初めてアクセスを要求した場合、そのリソースへのアクセス許可を求めるメッセージが表示される。

アプリが初めてカメラ・マイク・位置情報へのアクセスを要求した場合、許可を求めるメッセージが表示される
許可すると「設定」アプリのアクセス許可リストに登録される。あとでアクセスを取り消すことも可能

 なお、以下の点はこれまでと変わらないとのこと。

  • 既存のアクセス許可の判断は維持される。すでに許可されているアプリは許可されたまま、拒否されているアプリは拒否されたままとなる
  • 仕様の変更に際し、ユーザー側の操作は不要。設定がリセットされることもない
  • 既存の企業向けポリシーもこれまで通り機能する。同社は追加の管理機能も検討中とのこと

 なお、ほとんどのデスクトップアプリははっきりとしたアプリ名で表示されるが、共有のシステムコンポーネントやブラウザーで動作する仕組みなどに依存するアプリは、想定とは異なる名前で表示される場合があるとのこと。

 また、Windowsが発行元の情報を検証できないアプリは「Unsigned」(署名なし)として表示されることがある。各設定ページで[無署名のアプリが~にアクセスできるようにする]オプションを無効化すれば、この区分に分類されたアプリによる対象リソースへのアクセスを一括で拒否できる。

[無署名のアプリが位置情報にアクセスできるようにする]オプション。筆者環境では有効だった