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IT管理者に馴染み深い「WMIC」は次期OSでFoD提供、Microsoftがセットアップ方法を案内

「設定」アプリの[システム]-[オプション機能]ページで

次期Windowsでデフォルト無効となる「WMIC」

 「WMIC」(Windows Management Instrumentation Command line)はシステム情報を取得・管理できるOS機能「WMI」のコマンドラインインターフェイスで、システム管理者を中心に広く用いられているが、「Windows Server 2012」「Windows 10 バージョン 21H1」から非推奨となっており、次期Windowsではデフォルト無効となる。しかし、必要があればいつでも追加できる「Feature on Demand」(FoD)機能としての提供は継続される見込み。米Microsoftが7月12日(現地時間)、「Windows IT Pro Blog」でその具体的な手順を案内している。

 FoD機能の管理は、「設定」アプリの[システム]-[オプション機能]ページで行う。このページへアクセスするには、「設定」アプリを起動してナビゲーションをたどる方法のほかにも、[スタート]画面で検索して開く方法、[ファイルを指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)で「ms-settings:optionalfeatures」と入力する方法などがある。

「設定」アプリの[システム]-[オプション機能]ページ

 「WMIC」が既定で無効化されており、システムから削除されている場合は、[オプション機能を追加する]セクションの[機能を表示]ボタンを押す。すると、[オプション機能を追加する]というポップアップが現れるので、ここで「WMIC」を検索。見つかったらチェックボックスをONにして、[次へ]ボタンを押す。次の画面で[追加する]ボタンを押すとセットアップ対象のFoD機能が確定され、ダウンロードとインストールが開始される。

[機能を表示]ボタンを押すと、[オプション機能を追加する]というポップアップが現れる。「WMIC」を検索し、見つかったらチェックボックスをONにして、[次へ]ボタンを押す
[追加する]ボタンを押すとセットアップ対象のFoD機能が確定さ
ダウンロードとインストールが開始
「WMIC」がインストール済みの場合。追加された機能を検索するとマッチするはずだ

 なお、「WMIC」は将来バージョンのWindowsで削除される予定。いずれはFoD機能としても利用できなくなるため、「PowerShell」への移行を早めに検討したい。OS機能である「WMI」は存続し、「PowerShell」であれば「WMI」関連のコマンドレットが初めから利用できる。

WMIコマンドの廃止が本格化、「PowerShell」への移行を