Windows Insider Preview

「.NET Framework 3.5」はOSから削除へ ~Canary版「Windows 11」でFOD提供が終了

サポートは引き続き2028年10月まで

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

Build 27965以降、「.NET Framework 3.5」はFODコンポーネントとして提供されない

 米国時間10月8日にCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 27965以降、「.NET Framework 3.5」がWindowsの「Feature on Demand」(FOD)オプションコンポーネントとして提供されなくなるとのこと。

 「.NET Framework 3.5」はWindowsアプリの開発フレームワークで、実行に必要なランタイムはOSコンポーネントとしてWindows 11に含まれている。ただし、既定では無効化されており、必要に応じて(on demand)ダウンロード・インストールする仕組みになっており、ランタイムをOSに追加するには[Windows の機能](Windows の機能の有効化または無効化)ダイアログでユーザー自身が有効化する必要があった(オプション提供)。

現行OSの[Windows の機能]ダイアログ。「.NET Framework 3.5」がオプション提供されている

 しかし、Build 27965以降、「.NET Framework 3.5」は[Windows の機能]ダイアログからも削除されることになった。

 なお、「.NET Framework 3.5」自体は2028年10月までサポートされる。FODコンポーネントとして提供されなくなったあとも、単体のインストーラーが入手できる(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2337635)。手間が少し増えるだけで、「.NET Framework 3.5」アプリが利用不能となるわけではない。