ニュース

Apple、「iOS 10.3」を正式公開 ~CVE番号ベースで84件の脆弱性が修正

“AirPods”を探す機能や“Siri”で支払いや配車サービスを利用する機能が追加

「iOS 10.3」

 米Apple Inc.は27日(日本時間)、「iOS 10.3」を正式公開した。今回のアップデートでは“iPhoneを探す”機能でワイヤレスイヤホン“AirPods”を探せるようになったほか、“Siri”で支払いや配車サービスを利用する機能が追加された。また、自動車メーカー製のアプリを利用して、車の燃料の残量確認やドアロックのチェック、ライトの点灯などが行えるようになった。

 そのほかにも設定画面の最上部に“Apple ID”のプロファイルを表示するセクションが追加され、自分が利用しているAppleのサービスや、アカウントにリンクされているデバイスを一覧できるようになった。“iCloud”ストレージの利用状況をチェックすることもできる。

 なお、今回のアップデートは脆弱性の修正も含まれているので注意。同社が公開したセキュリティ情報によると、CVE番号ベースで84件の脆弱性が修正されているとのこと。そのほかにも、同日付けで「tvOS 10.2」「watchOS 3.2」「macOS Server 5.3」がリリースされており、CVE番号ベースでそれぞれ56件、34件、3件の脆弱性が修正された。