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Microsoft、「SQL Server 2017」を発表 ~「CTP 2.0」の提供が開始

Linux/Dockerのサポート、機械学習への対応などが目玉

「SQL Server 2017」

 米Microsoft Corporationは19日(現地時間)、開発者向けのオンラインイベント“Microsoft Data Amp”で「SQL Server 2017」を発表した。現在、「SQL Server 2017 Community Technology Preview(CTP)2.0」が同社のWebサイトから無償で利用可能。

 「SQL Server 2017」は、これまで「SQL Server v.Next」と呼ばれていた「SQL Server」の次期バージョン。Windowsに加えLinuxおよび「Docker」での運用がサポートされたほか、グラフデータを扱う“Graph extensions”、管理者による調整を必要とせず自動でクエリの効率化を図るインテリジェントデータベース機能“Adaptive Query Processing”といった機能が新たに追加された。

 また、これまでアプリレイヤーで実装していたインテリジェンス機能をデータベースレイヤーで実現。セキュリティやコンプライアンス、データ移動、マネージメント、可用性などの問題を解決した。また、R言語やPython言語によるデータ解析や、ディープラーニングのためのGPUサポートなど、機械学習関連の機能強化が多く施されている。

 そのほかにも、「Microsoft R Server 9.1」や「SQL Server Data Tools(SSDT)17.0」など、データベース関連のさまざまなツールやサービスが発表されている。

Microsoft Data Amp 2017 | Scott Guthrie Keynote