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Apple、iPhone/iPad向け「iOS 11」のパブリックベータテストを開始

拡張現実や強化されたiPadのマルチタスク機能をいち早く体験できる

“Apple Beta Software Program”

 米Apple Inc.は27日(日本時間)、iPhone/iPad向けOSの次期バージョン「iOS 11」のパブリックベータテストを開始した。対応するiOS端末を所持し、“Apple Beta Software Program”に登録済みのユーザーであれば無償で参加できる。

 「iOS 11」は、6月に開催された開発者向けカンファレンス“WWDC”で発表された新OS。拡張現実アプリのためのフレームワーク“ARKit”と機械学習のためのAPI“Core ML”が搭載されるほか、iPadでは「macOS」風のアプリスイッチャー、ドックなどが新たにサポートされ、ドラッグ&ドロップによる画面の分割表示が可能となるなど、マルチタスク機能が強化される。そのほかにも、音声アシスタント“Siri”をはじめとするOSの機能や標準アプリが強化されているという。

 パブリックベータテストでは、これらの新機能をいち早く試すことが可能。“Apple Beta Software Program”で“Apple ID”を登録し、対応端末に「iOS 11」へ更新するためのプロファイルをダウンロード・インストールすればよい。ただし、ベータ版のOSには重大な不具合が残っていることも十分に考えられるため、テストへの参加は自己責任で行ってほしい。

“Apple Beta Software Program”で“Apple ID”を登録
対応端末に「iOS 11」へ更新するためのプロファイルをダウンロード・インストール

 なお、「tvOS 11」のパブリックベータテストも同日開始されている。「macOS High Sierra」パブリックベータテストは、近日中に開始されるという。