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PCIデバイスの情報を取得する「PCI-Z」がメジャーバージョンアップ、v2.0に

PCIデバイスの構成を検証してオンライン共有する機能を追加

「PCI-Z」v2.0

 PCIデバイスの情報を取得するツール「PCI-Z」の最新版v2.0が、15日に公開された。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロード可能。

 「PCI-Z」は、システムにインストールされているPCIデバイス(PCI Express、PCI-Xを含む)を調査するためのツール。“ハードウェア ID(PCI ID)”を“The PCI ID Repository”で配布されているデータベースと照合し、ハードウェアの名前やベンダー名といった情報が取得できるのが特長。インストール不要で実行できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べばトラブルシューティングの際に役立つはずだ。

 なお、「CPU-Z」「GPU-Z」を連想させる名前となっているが、これらのソフトと直接の関係はない。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンではソースコードが大幅に書き換えられ、速度の向上とデータベースハンドリングの改善が図られた。また、PCIデバイスの構成を検証してオンライン投稿する機能が追加。デバイスの組み合わせに相性問題がないことを他のユーザーと共有することができる。データベースへのアクセスは無料で、誰でも閲覧することが可能だ。

PCIデバイスの構成を検証してオンライン共有する機能を追加
データベースへのアクセスは無料

 一方、メジャーバージョンアップに伴い、対応OSが大きく変更されているので注意。Windows 2000/Me/XP、Windows Server 2000/2003といった古いOSや、「Bart PE」、「Reatogo」、「ReactOS」といった環境はサポート外となっている。これらのOSで「PCI-Z」を利用したい場合は、旧バージョンであるv1.31を利用する必要がある。

ソフトウェア情報

「PCI-Z」
【著作権者】
Bruno Banelli 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/8/10、Windows Server 2003 R2/2008/2012/2016およびWindows PE
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0(17/07/15)