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PCIデバイスの情報を取得する「PCI-Z」がメジャーバージョンアップ、v2.0に
PCIデバイスの構成を検証してオンライン共有する機能を追加
2017年7月19日 11:45
PCIデバイスの情報を取得するツール「PCI-Z」の最新版v2.0が、15日に公開された。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロード可能。
「PCI-Z」は、システムにインストールされているPCIデバイス(PCI Express、PCI-Xを含む)を調査するためのツール。“ハードウェア ID(PCI ID)”を“The PCI ID Repository”で配布されているデータベースと照合し、ハードウェアの名前やベンダー名といった情報が取得できるのが特長。インストール不要で実行できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べばトラブルシューティングの際に役立つはずだ。
なお、「CPU-Z」「GPU-Z」を連想させる名前となっているが、これらのソフトと直接の関係はない。
メジャーバージョンアップとなる本バージョンではソースコードが大幅に書き換えられ、速度の向上とデータベースハンドリングの改善が図られた。また、PCIデバイスの構成を検証してオンライン投稿する機能が追加。デバイスの組み合わせに相性問題がないことを他のユーザーと共有することができる。データベースへのアクセスは無料で、誰でも閲覧することが可能だ。
一方、メジャーバージョンアップに伴い、対応OSが大きく変更されているので注意。Windows 2000/Me/XP、Windows Server 2000/2003といった古いOSや、「Bart PE」、「Reatogo」、「ReactOS」といった環境はサポート外となっている。これらのOSで「PCI-Z」を利用したい場合は、旧バージョンであるv1.31を利用する必要がある。
ソフトウェア情報
- 「PCI-Z」
- 【著作権者】
- Bruno Banelli 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/10、Windows Server 2003 R2/2008/2012/2016およびWindows PE
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.0(17/07/15)