Microsoft、2017年8月のセキュリティパッチを公開

“2017 年 8 月のセキュリティ更新プログラム”

　米Microsoft Corporationは8日（現地時間）、2017年8月のセキュリティ更新プログラムを公開した。現在、“Windows Update”や“Microsoft Update Catalog”から入手できる。

　今回のアップデートは、以下の製品が対象。

• Internet Explorer
• Microsoft Edge
• Microsoft Windows
• Microsoft SharePoint
• Adobe Flash Player
• Microsoft SQL Server

　詳細は以下の通りとなっている。

Windows/Microsoft Edge/Internet Explorer

　Windowsの各バージョンで修正された脆弱性は以下の通り。

• Windows 10 Version 1703（64bit）：14件（緊急5、重要9)、KB4034674
• Windows 10 Version 1703（32bit）：10件（緊急4、重要6)
• Windows 10 Version 1607（64bit）：11件（緊急4、重要7)、KB4034658
• Windows 10 Version 1607（32bit）：9件（緊急4、重要5)
• Windows 10 Version 1511（64bit）：10件（緊急4、重要6)、KB4034660
• Windows 10 Version 1511（32bit）：9件（緊急4、重要5)
• Windows 10（64bit）：10件（緊急4、重要6)、KB4034668
• Windows 10（32bit）：9件（緊急4、重要5)

• Windows 8.1（64bit）：11件（緊急4、重要7)、KB4034681、KB4034672
• Windows 8.1（32bit）：10件（緊急4、重要6)
• Windows 7：9件（緊急2、重要7)、KB4034664、KB4034679

• Windows RT 8.1：10件（緊急4、重要6)

• Windows Server 2016：11件（緊急4、重要7)
• Windows Server 2012 R2：11件（緊急4、重要7)
• Windows Server 2012：11件（緊急4、重要7)
• Windows Server 2008 R2：10件（緊急3、重要7)
• Windows Server 2008：9件（緊急2、重要7)

　なお、「Windows 10 November Update（バージョン 1511）」に対するセキュリティ更新プログラムの提供は10月10日で打ち切られるとのこと。早めのアップデートをお勧めする。

　Webブラウザーで修正された脆弱性の件数は以下の通り。

• Microsoft Edge：28件（緊急20、重要7、警告1)
• Internet Explorer 11：6件（緊急5、重要1）
• Internet Explorer 10：6件（緊急5、警告1）
• Internet Explorer 9：4件（緊急3、警告1）

Microsoft SQL Server

　「Microsoft SQL Server 2016」「Microsoft SQL Server 2014」「Microsoft SQL Server 2012」では、1件の脆弱性が修正された。

• CVE-2017-8516（重要：情報漏洩）

Microsoft SharePoint Server 2010

　「Microsoft SharePoint Server 2010」では、1件の脆弱性が修正された。

• CVE-2017-8654（重要：なりすまし）

Adobe Flash Player

　「Adobe Flash Player」では、2件の脆弱性が修正された。

• ADV170010（CVE-2017-3085、CVE-2017-3106）（緊急：リモートでコードが実行される）

　詳しくは「Adobe Flash Player」のニュース記事を参照のこと。