NEWS(09/07/21 16:21)

Twitterクライアント「bDule」のSilverlight版公開、“Out of Browser”にも対応

「bDule」をほぼそのままWebブラウザー上で再現、ローカルPCへインストールも可能

“sobees web”

“Out of Browser”機能にも対応しており、Webアプリケーションの右クリックメニューからローカルPCへインストール可能

 多彩なレイアウトで複数の“Twitter”アカウントを管理できる多機能クライアント「bDule」を開発しているスイスのdeskNET SAが、「bDule」とほぼ同等の機能と見た目を備えたWebアプリケーション型の“Twitter”クライアント“sobees web”を公開した。

 “sobees web”は、マイクロソフトが10日に公開した各種Webブラウザーでリッチコンテンツを再生可能にするプラグイン“Silverlight 3”を利用して構築されており、「bDule」とほぼ同じユーザーインターフェイスを再現しているのが特長。現在のところ“Facebook”のクライアント機能が実装されていないのを除けば、機能もほぼ同等だ。

 さらに“sobees web”は、“Silverlight 3”の新機能“Out of Browser”にも対応しており、Webアプリケーションの右クリックメニューからWebアプリケーションをローカルPCへインストールして利用することも可能。デスクトップ版の「bDule」があるため、Windowsユーザーにとってはあまりメリットがないが、手軽に「bDule」の大まかな機能や使い勝手を試してみたいユーザーや、「bDule」を利用できないMacユーザーにとっては便利だろう。

“FriendFeed”の情報も検索対象に含められるようになったリアルタイム検索機能

 なお、Windows版の「bDule」は頻繁なアップデートが施されており、前回窓の杜の記事で紹介したバージョンからは、多くの機能が追加されている。

 たとえば、特定キーワードを登録して定期的に“Twitter”での検索結果を表示できるリアルタイム検索機能では、まざまなWebサービスの利用状況などをひとまとめにして配信・購読できるWebサービス“FriendFeed”などのWebサービスを検索対象へ加えられるようになった。また、アカウント情報の保持方法が改良され、レイアウトを変更してもID・パスワードを再入力する必要がなくなったのもうれしい改善点だ。なお、これらの機能は“sobees web”でも同様に利用できる。

「bDule」

【著作権者】
deskNET SA
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
alpha 0.2.2.4(09/07/14)
 

(柳 英俊)