NEWS(09/10/28 12:20)
“最高”6件を含む11件の脆弱性を修正した「Firefox」v3.5.4が公開
ほぼ同様の脆弱性10件を修正したv3.0.15も公開
Mozillaは27日、Webブラウザー「Firefox」の最新版v3.5.4を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vistaに対応するフリーソフトで、現在Mozilla JapanのWebサイトなどからダウンロードできるほか、旧バージョンをインストールしている場合は自動更新も可能。
本バージョンでは11件の脆弱性が修正され、うち6件は重要度が4段階中で“最高”のものとなっている。重要度が“最高”とされる脆弱性の内容は、任意コードの実行を引き起こすおそれのあるメモリ破壊をはじめ、v3.5におけるJavaScriptの新機能であるWeb Workersに関するものや、サードパーティ製のメディア再生ライブラリに関するものなど多岐にわたる。
また、残りの5件は重要度が最低の“低”または下から2番目の“中”に位置付けられている。そのほかv3.5.4では、いくつかの安定性に関する問題などが修正されたほか、本ソフトがクラッシュした際のレポートを再送信できるようになった。
また同日、「Firefox」v3.0シリーズの最新版となるv3.0.15が公開され、上記の脆弱性のうち、「Firefox」v3.5の新機能に依存する1件を除く10件の脆弱性が修正された。なお、v3.5のリリースに伴い、v3.0シリーズの更新は、セキュリティや安定性に関する更新も含め2010年1月に終了する。そのためMozillaはユーザーに対し、v3.5シリーズへアップグレードすることを推奨している。
v3.5.4
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.5.4(09/10/27)
v3.0.15
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.15(09/10/27)